鍋×テキーラ

ここ数日で急にお寒くなりましたな。
あんまり寒いので、酒房山にょを開店。

『インターステラー』語る宴にしようと思ったけれど、語りたいと言っていた友だちが都合があわなくなってしまったので、普通にキムチチゲを堪能するいつもの酒房に。


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[今夜のおしながき]
□なすとトマトのコンビーフ蒸し煮
□春菊と塩こぶのおひたし
□アボカドとまぐろのわさび醤油和え
□キムチチゲ

なす・トマト・しめじとコンビーフをオリーブ油でざっと炒めて、醤油で味つけして蒸し煮にしたやつ。コンビーフの旨味をナスが吸ってトロトロになって。クラッカーといっしょにいただきます。これはホントにすべらんなァ。

春菊がちょうど安くなってたので2束買ってきたのだけど、瞬殺でした。塩こぶとポン酢でいただくおひたし。春菊うまい。

アボカドとまぐろをコチュジャンと和えて韓国風にしようかと思ったけれど、コチュジャンがなかったのでわさび醤油で和えて和風に。「白めしないの?」と聞かれるが、残念ながら今日は米はなし。たしかに欲しいよな、米。

キムチチゲはたくさん作ってたらふく食った。この寒さが最高の調味料でありました。あったまったった!〆はうどんを入れて満足満腹。


今回の料理の写真がとっても美味しそうなのは、カメラマンの石澤知絵子さんが撮ってくれたから。
プロ仕様のでかい一眼レフで撮ってもらって、料理も本望というものです。
Facebookのほうにアルバムも作ってくださったので、ぜひご覧くださいな。

そして知絵子さんはテキーラソムリエの免許も持っていて、前々から「山にょに呑んでもらいたいテキーラがあるんだよね」という話はしていたのですが、今回いろいろ持ってきてくれまして。
ワイン樽を使って仕込んで、ほんのり香りが移ってるもの、日本酒っぽい味わいのもの、ふくよかで味わい深いもの。3種類とも見たことないものばかり。
テキーラ、ショットでキュッと一気に流し込む、みたいな呑みかたするより、ちびちび味わって呑むのが好きなんす。


友だちが新しいチャレンジをしようとしていることを、みんなでいろいろ話を聞いて相談に乗って。いろんなアイディアが出てきました。
わいも刺激されていろいろやりたくなってきたよ。
ちょっと具体的に考えてみっかな。

 

トロワグロ

明け方までBUDOKANで働き、いったん家にもどって寝て、またスズナリにブーメラン。
いっそ寝袋で寝たりしたほうがたくさん眠れたんじゃないか疑惑も感じつつ、ずっと楽しみにしていた城山羊の会『トロワグロ』@ザ・スズナリを観に行ってまいりました。

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さて、1年ぶりの城山羊の会です。この1年、あなたは何をなさっていらっしゃいましたか?
わたしは仕事をし、人と話したり物を考えたり、だらだらしたり時にはしゃんとしたり、遠くへ出かけたり、だらだらしたり、つまり普通に生活をしていました。普通に生活をするとは、今にして思えばなんと素晴らしいことでしょう!この普通に生活することを普通に描けないものだろうか、と思い立ち、普通に暮らす2組の夫婦を中心に、普段は見ることができないグロテスクな夢のお話がひっそりと語られるのだが、それはほんの少し視点を変えればあまりにもありきたりな普通の話なのです。

5年前に友だちからオススメされて、ここスズナリで『微笑みの壁』を観て衝撃を受け、それ以来すっかり虜になってしまったこの城山羊の会。

「好きな劇団とか、出てみたいところってどこかあります?」と問われると「城山羊の会」と食い気味で即答する俺だよ。

毎回毎回大人の上質なエロスを感じる、緻密で可笑しい会話劇がたまらないのです。

もう、ひとつひとつのアクションを見逃すまいと、前のめりになって食い入る90分。
二の腕を堪能する場面など「そうそう!見たいポイントそこ!」と鼻息荒くなってしまったのですが、さくらんぼを食べては種を吐き出す場面にいたっては、背後で交わされている会話がまったく耳に入らなくなるくらいに見入ってしまった。
おれのフェティシズムをぐいぐい刺激してくるんだよ。

奇妙な関係性が交錯するさまを、俯瞰でのぞき観る下世話な愉しみ。
エロいわー、怖いわー、とか思いながらも笑って没頭する。
タイトルの『トロワグロ』って、なるほど「3つのグロテスク」か。

堪能した!
満喫した!
おかわりしたい!!

公演を観るまで読まないようにしていた、ヨコウチ会長さんの観劇ブログを読んで、いろんなシーンや台詞を反芻し、おかわりしたい気持ちがますます強まる。


どこかでタイミングみつけて、あのさくらんぼの場面もう一回観れるかな。
前のほうで観たいな。

 
 

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