あひる月13


いわき総合高校演劇部『あひる月13』東京公演のゲネプロを観に行ってきまして。


この公演、仲よくしていただいているデザイナーの釣巻さんがプロデューサーとして携わっていて、ボランティアスタッフとして手伝える人を募っていたので、炊き出しとかだったらお手伝いできますよ、と。

先日スタッフミーティングがあったときにもちょっと顔を出したのですが、水曜日あたりにまた大雪が降るのではという天気予報に「いわきからバスで向かってくる生徒たちが来られなかったどうするか」とおののいたり。
まあ、祈るしかないね、という結論でしたが。
幸い天候にも恵まれ、遠路はるばるやってきました。


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公演のほうはチケットが残りわずかになっていたので、ゲネプロを観せてもらうことに。

あひる月13の住人は、
脳みその代わりに
なんちゃらの巨人とか、
モンハン4とか、
セブンのシフォンケーキとかとかとかとかが、
詰まっているのでした。


自分が出た高校には演劇部がなかったので、高校生の演劇ってはじめて観たかも。
38人の高校生たちは、なんだかもうピッカピカしていた。
なんだろう、とにかく「表現したい」というやむにやまれぬエネルギーがほとばしっていて、胸が熱くなります。

震災以降の福島に生きる高校生たちの日常を、自分たちのことばで紡いでいる。
等身大の語り口で、よく通るのびやかな声で。
なんだかもう、素敵だよ。
とても面白かった。

ほんとに、いい作品。


明日は食べざかりの高校生38人を含む、50人分の炊き出し。
今までいろんなところで出張クッキングをやってきたけれど、さすがに未体験の領域。
しかもキッチンじゃなく、ちょっとした流し場しかない&火が使えないスタジオにIH調理器を持ち込んでという、なかなかハードル高めな環境で果たして大丈夫なのかという不安もありますが、マチネとソワレを終えて腹ぺこなアイツらをもてなしてあげたいじゃないの。


あったかいクリームシチューを用意して待ってっからよ!

  
YAMAZAKI Kazuyuki (2014年2月21日 18:00)