いわき総合高校 炊き出し部

土曜日。
いわき総合高校演劇部『あひる月13』の炊き出しに行ってまいりました。

炊き出しといえばカレーかな、とん汁もいいな、なんて思っていたのですが、想像以上に大人数&火が使えないという状況のため、米を炊くのはちょっと大変そうだなと。
んじゃ実家のパン屋からパンを送ってもらうことにしようと思い、クリームシチューを作ることにしました。


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まず12時ころに炊き出し部隊が集まって、買い出しと下ごしらえを。
とりあえずじゃがいもやにんじん、玉ねぎ、サラダ用の白菜を切って、火の通りにくいものは下ゆで。現場に行ってあとは煮るだけ混ぜるだけ、というところまで準備。
そして王子小劇場そばのスタジオへ移動。
IH調理器2つを並べ、鍋5つ分のシチューをガンガン煮ました。
さながらDJ気分で。
順調に仕込みは終わり、公演終えて戻ってくるみんなを待ちます。

[本日のおしながき]
□クリームシチュー
□白菜と塩こぶとツナのサラダ
□調理パン&バゲット
□たまごサラダ(フジサワさん作)
□鶏唐揚げ2種(オリジン弁当)

さすがにどれくらい仕込んだらよいのか見当もつかず、とにかく足りないのだけは避けたいと思っていたのですが、結果少し残るくらいだったので大満足。

自分でも「あのとき食べたアレが忘れられねえ」て味があるのよ。
シチュエーションとリンクして。

東京に出て来て、仲間たちと公演終えて、車座になって食べるって。
「おかわりください!」て言われるたびにニッコニコしてしもうたよ。
まぶしすぎてこっちが気恥ずかしいほどに、むきだし。
みんな訛ってるのがまたたまんねえのよ。

そしてこの日は顧問のいしい先生がお誕生日だということで、生徒たちがサプライズを仕掛けてました。
ごはんをひととおり食べ終えたあと、突然ちょっとした芝居がはじまって、みんなで『暦のうえではディセンバー』の替え歌を唄って踊って。

なんか、もう。
キラッキラの青春よ。


炊き出し部隊で手伝ってくれたロリータ男爵の田辺さんが、100円ショップで買いそろえたザルなどをうまいこと使って、手づくりのくす玉を作ったり。
その出来ばえの素晴らしさにみんな大歓声。


嵐のような怒濤の宴を終えて、宿泊先の入浴時間があるので21時すぎには生徒たちは帰っていきました。
ごちそうさまでした、とみんな口々に言ってくれるのがなんとも嬉しい。
「白菜サラダ、持ってかえっていいですか?」というので、ジップロックに詰めて持っていってもらう。うれしいね。
後かたづけをして、大人たちはおつかれのビールを呑みに夜の街へ。



しかし、本当に楽しかったな。
参加させてもらって幸せでした。
すっかりお母ちゃんの気分。
50人分の炊き出しはどうなることかと思ったけれど、達成感と多幸感に包まれた夜。
自信もわいたよ。
炊き出し、ご要望とあらばいつでも駆けつけましょう。


みんなといつの日か共演できる日を楽しみにしているよ。
そしてお酒が呑めるようになったら、またつまみを作りましょう。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2014年2月22日 22:53)