5周年おめでとう

土曜日。

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いつも帰りがけにフラッと立ち寄っては、店長や常連さんたちとヨタ話をして一日をしめくくるなじみの宿り木、西荻スイッチが5周年だというのでお祝いに行ってまいりました。

もう5周年、かあ。

大学の夜間部に通っていたころ、夕方くらいに文学部のカフェテリアに行くと誰かしら友だちがたむろしていて、缶コーヒー飲みながらダラダラと話してるうちに
「あの映画今日までじゃね?」
「やべえ、観に行くか」
なんて話になり、そのまま授業を受けることなく映画を観に行っちゃったりしていたのですが。

大学を出たらそんなカフェテリアはもうないのだな、と思っていたけれど、最近になって西荻窪や下北沢に行きつけのお店がいくつかできるようになり。
あそこに行けば誰かに会える、という感じになったとき、ふと昔を思いだしたものです。

楽しい大人のたまり場。

そんな常連さんたちが30人くらい集まって、ギッチギチになりながらいつもの美味しいハイボールを呑んで、レバーペーストやスペイン風オムレツ食べて。


あらためて、5周年おめでとうございます。
今後ともどうぞよろしくおねがいします。

 

ヤマトナデシコ七変化

『笑ってはいけない七変化〜熊崎久実の場合』に行ってきました。

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」のコーナーでもおなじみ、皆で集まっているところに挑戦者がさまざまな格好に扮してやってきて、それを見て笑ってしまったら罰金、という。
これまで3人がチャレンジしてきたというこの企画。
今回ははじめての女性チャレンジャーということで。

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この熊崎久実ちゃん、なかなかカラフルな方なのですね。

物心ついたときから香港に焦がれ、ついに家出同然で移住。お墓の購入も視野に入れはじめていた頃、ソーキソバを食べてたらスカウトされ、香港の芸能界で暗躍できるかと思いきや、思うとこあって欧州のアートをむさぼるためベルギーに移転。半年後、今更上京した世捨て人。劇団東京乾電池周辺から派生した劇団東京蝉ヌードの俳優です。
(Twitterプロフィールより)


都内の某スペースで、みんなで集まってお菓子やおつまみをかじりながら、お酒を呑んでダラダラとはじまります。

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進行役のハカマダ団長がチーンとベルを鳴らしたらスタート。
そこからは笑ってしまったら卓上の募金箱に100円を入れる、というルール。
なんとか笑わせようと、キャラクターになりきった熊崎が入ってきます。
退場すると再びベルの音が鳴り、笑ってはいけない時間から解放され「なんだよアレ!」「○○さん、笑いすぎだよ!」等々、思い思いの感想を。
それが7回繰り返されるという。

第一の変化のときからトップギアに入れてきたもんで、「これは相当巻き上げられちまう......」と覚悟したものです。
すごかったなぁ。
SNSにアップしてた、黒人メイクの写真が「誰だよ!」という感じなのですが、アイツも出てきました。

はー。
笑っちまったよ。
用意してきた100円玉は全然足りませんでした。

終わったあとはみんなでワイワイと呑みながら反省会。
ウラ話を聞かせてもらったり。
持ってきたお酒が底をついたあたりで宴は終了。楽しかったなぁ。


しかし笑ってはいけない人たちをなんとか笑わせようという、あのメンタルはすごいね。
魂削りまくってたよ。
豊満な肉体もフル活用してたよ。
クマサキ、ナイスガッツ!

七変化、できるかなぁ。

 

お財布奔走記

今日起きたできごとを、ありのまま記すぜ。


朝、ARENAに出勤する道すがら「そういえば財布かばんに入れたっけ?」と思い、確認したら財布が入ってない。

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慌てて家に戻り、ちゃぶ台の上、昨日着ていた上着のポケット、布団の下、財布のありそうなところを探すけれど見つからず。
最後に財布を出した記憶は、夕べ吉祥寺の「洞くつ家」でラーメン食べて、追加でライスを頼んだときだ。
それからはどこにも寄り道せずに帰った。
どこだ。


とりあえず仕事に遅れるわけにはいかないので、前に2,000円札のピン札が回ってきたとき、なんとなくとっておいたのを取り出しポケットにつっこんで家を出る。

オープン前の洞くつ家に立ち寄って聞いたけれど、忘れ物はなかったとのこと。
これ、どこかで落としたとなるとなかなか厄介だぞ、と思いながらひとまず出勤。
ずいぶん気に入ってる財布だ。
なにをしていても、財布のことが頭の片隅でひっかかっている。
どこだ。


仕事を終えて、吉祥寺駅前の交番に財布が届いていないか確認。まさかとは思ったけれど、やっぱり届いておらず。
ひとまず紛失届けを出す。
住所と名前と電話番号。そして財布の特徴、中に入っていた保険証やクレジットカード類の内容。
「ザッとでいいので、いくらぐらい入っていたか」......定かじゃないけど......小銭しかなかった気が。600円くらいだったろうか。
なんとなく「800円くらい」と言ってしまったけれど、いずれにせよ38歳の財布の金額じゃないよ......。
い、いつもは20万円くらい入ってるんだけど、たまたまなんだよ!


いろいろくたびれて帰宅。
朝は時間なかったけど本腰入れて探すか......と、玄関先の郵便物を手にとったら、その下に財布。
え?
玄関開けて2秒で財布。
よかった。いや、よかったんだけどね。

ここから得た教訓は「いざという時のために2,000円札くらいは用意しておこう」「ひさびさに食べた洞くつ家はやっぱり美味い」ということです。



ここから先は余談になるのですが、交番で紛失届を書いているとき。

女子大生くらいの女の子が、泣きながら警察官たちに相談ごとをしている。内容まではよく聞こえないけれど、なんだか物々しい雰囲気。
最近いろいろ物騒な事件も起きる吉祥寺だ。
そんななか卓上の電話機に呼び出し音。すかさず取る警察官。
少し話したあと、イラッとした口調で「......ちょっと今アレだから、切るよ」と。
うしろの小部屋に向かって「林の机のハンバーグ弁当、冷蔵庫に閉まっといてくれってよ!」と吐き捨ててた。


人間模様ですなァ。

 

大きなものを破壊命令

水曜日。

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ニッポンの河川 第6回公演『大きなものを破壊命令』@東京芸術劇場 シアターイーストに行ってまいりました。

熊谷の珍走団"ザ・ビートルズ"のリーダー・神林衛 15歳は、ラバウルで戦う北鎌倉出身の良家の四姉妹でもあるのだが、駅前公園での夏祭りの最中に ジャングルの奥地で敵兵を撃ったことで、妹の全身を機械化されてしまうのであった。フィクションとはいえ、大変な出来事だと思います。 一方、例の首締めジャックは長女であるが、それは同じ役者が演じるだけで、同一人物であるという設定ではないし、それを言うなら長女はトムソーヤ塾の塾長でもあるのだが、そうしていろいろな役を演じ分けながら、タイトルにもあるように"大きなもの"を破壊する、または破壊された者の話が展開するのである。逆から書くと、るあでのるす開展。


「役者たちが音響・照明を操作しながら演技をする」というスタイルで、いったいどんななの? とずっと気になっていたこのニッポンの河川。


ニッポンの河川の特徴

豆電球から赤外線ストーブまでを使った手作り照明を、
手作りのフットスイッチで操り、
役者が台詞を喋りながらスピーカーを改造した手作りウォークマンで
次々とカセットを入れ替えながら音楽を流す。
役者が照明と音響を操作しながら、同時に演技するスタイルである。


なんだい、こりゃ!

めまぐるしく展開するストーリー。
舞台を縦横無尽に、活き活きと躍動する4人の演劇姉妹たち。
これは......楽しい!!

ウェストにくくりつけたスピーカーからBGMを流し、使い終えたカセットテープはガショガショと捨ててゆく。
そして小気味よいリズムで、手づくり感あふれる照明装置のスイッチをON/OFF。

こりゃ相当稽古が大変だろうに、というのは観ていてわかるのですけれど、非常に楽しそうに演じているのがすごく印象的。

あれ、やってみたいものなぁ。
ウェアラブル音響、装着したいもの。

おもしろかったなぁ。