WATAC I

土曜日。

友だちの菊川朝子嬢のユニット、Hula-hooperの公演『WATAC I』を観に行ってまいりました。
浅草橋のTODAYS GALLERY STUDIOにて。

あまり行ったことのないエリア、はじめて行く会場なので少し早めに行っておくか、と思ったら思いのほか早すぎて、ぶらぶら散策がてら入ったラーメン屋さんで食べたつけ麺がたいそう好みのタイプで非常にうれしい。

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~Hula-hooperの、やってみるシリーズ~

Hula-Hooperと、
日常と、
コンテンポラリー

『WATAC I』

説明のある、コンテンポラリーダンス

できていないからだ。
できているってなんだ。
ありのままのわたし。
今ここにいるわたし。
今までのわたし。
これからのわたしはわからないけどとりあえず。

みかえす必要のないことを。
みかえす意味のないタイミングで。

コンテンポラリーダンスをする演劇。
たぶん説明は必要。
想像と妄想と少し努力と思い込みで。
交換日記を書いていたわたしより
少しは大人で生身のわたしが
どっちの「わたし」とも対面してやります。


高校生のころにつけていた交換日記のなかのエピソードやことばを抜粋・再構築して、コンテンポラリーダンスに仕立てた作品。

舞台版『菊川朝子ものがたり』でありました。

毎度毎度、作る舞台を観るたびに「この人は表現がしたくて仕方ないんだろうな」という、ほとばしる衝動をビンビンに感じるのですけれど、今回もまたしかり。
過去の自分と、照れたり衒ったりすることなく向き合うってなかなかスゲエよな、と思う。

ダンサーではない女優さんたちが、膝を青あざだらけにして踊る肉体のさまもとても素敵。
菊川の分身だったり友だちだったりを、そのときそのとき語られるエピソードに応じて具現化しておりました。なるほど、コンテンポラリーダンスだからこその切り口。

踊る楽曲も、その当時ハマっていたであろう曲。「ナウ ロマンティック」「蜘蛛の糸」「アミダばばあの唄」とか。
年齢詐称疑惑がどうしてもぬぐえないほどに、日本の歌謡曲に対する造詣の深さにうならされるのですけど、今回もまたずいぶんコアね。


しかしすごいぞ、朝子お嬢!
また数年したら、この大河ドラマの続きを見せてほしいのだ。

パッション!

 

YAMAZAKI Kazuyuki (2014年12月 6日 22:32)