朝から、事務所のプロフィール写真の撮影。

オーディションなど、書類審査のときは大きく左右されるプロフィール写真。

今後数年は同じ写真で戦うことになるので、ここはモチベーションをあげて臨む。

のびっぱなしのボッサボサだった髪も、ひさびさにパーマネントあててきた。

早起きし、寝ぼけながら風呂に湯をため「気持ちを高めよう」とSTUDIO VOICEバックナンバー「グラビアの魔力!!」を、湯船につかりながら読み返す。

我ながらこのアプローチは正直よくわからないが、長風呂で汗出してゆうべの酒はスッキリ抜けた。

新宿の撮影スタジオに入り、社長・メイクさんと相談しながら、持参した衣装の候補からプランを決める。

出来上がったプランが「カジュアルめがねIT系」「ろくでなしのヒモ」「華僑系サラリーマン」の3パターン。

着替えてメイクして撮って、着替えてメイクして撮って、を3回。

撮ってる横で、社長とミセス・イワノフが

「このままザギンでシースーだね、とか言っちゃう古いタイプの業界人だ」

「カーディガンのボタンきっちりしめると、乗ってる車小さそうになるね」

「家のローンが残ってるなぁ、でも嫁かわいいからいいか！」

「エロい！　妊娠しちゃう！」

「胸元に手つっこんで！　男性ホルモン投げ売り！」

「肌ツヤッツヤだなオイ」

「いるいる歌舞伎町にこういう人。インテリヤクザだ」

「やだー、へんなソファーとか売りつけられるよ！」

等々、横でヤンヤヤンヤ言うもんだからこちらもテンションあがる。楽しい。

でもありゃ悪ノリの域だったんじゃないか。

むかしは写真撮影とか緊張して苦手だったな。

カメラの前に立つと、なんかいろいろ意識しすぎてガチガチになって、まばたきすらできなくなり、最後涙目になっていた。

なんだったんだろ、あれ。

いいお仕事につながる写真になりそうですよ。

うひひ。

　

話は先々週の水曜日、5月2日にさかのぼります。

この日の酒房山にょに遊びに来てくれた友だちが、うまいうまいと満足して帰っていったのですが、「今度知り合いの結婚パーティーの幹事をやることになりまして。50人くらい集まる二次会パーティーのおつまみを、山にょ先輩に作ってもらってデリバリーしてもらうことは可能ですか？」とのリクエストメールが。

面白そうなので、軽ーいタッチで「いーよー」と引き受ける。

いろいろ打ち合わせた結果、昼からの結婚式がバーベキューで、みんなひととおり食べてくる。二次会も、他にいくつかデリバリーを頼むらしいので、さすがに50人を満腹にさせるだけの分を作ってくれ、ということではない様子。

とはいえ、そんな大人数のための料理なんて作ったことないもんで、ひとまず作りなれてて、みんなでちょっとずつつまめるようなものにするか、と。

パーティー会場に行って、台所に張りついてチョコチョコ作るのも楽しいかな、とも考えたが、夕方から別の友だちの新居の引っ越し祝いパーティーに誘われ行くことになったので、調理番はちょっとできないな、と。

どうせなら引っ越し祝いのほうにもまとめて作って持って行っちゃえ、50人分も60人分もたいして変わらんよ。

いろいろ考えたすえ、決まったメニューは

□いかくんセロQ

□トマト豆きのこ煮込み

□ツナマカロニポテトサラダ

□いろいろラスク（実家のパン屋より）

んで、まずは買い出し。

とりあえず今回用意した分量は以下のとおり。さすがにリュックサックがパッツンパツンになる。

いかくんセロQ

・セロリ×4束　・きゅうり×10本　・いかくん×ひと袋

トマト豆きのこ煮込み

・しめじ×3株　・舞茸×3株　・マッシュルーム×2パック　・茄子×5本　・玉ねぎ×2玉　・にんにく×3片　・カットトマト×2缶　・ミックスビーンズ/キドニービーンズ/ガルバンゾー/大豆×各1缶　・ブロックベーコン×1本　・コンビーフ×1缶

ツナポテトサラダ

・じゃがいも×中12個　・玉ねぎ×2玉　・ツナ×4缶　・マカロニ×1袋　・ケッパー×1瓶　・パセリ×1束　・ゆで卵×5個

いかに効率よく仕込むか、食材用意して段取り考えながら皮むいたり茹でたり混ぜたり、頭使う。

楽しい。大量の仕込み、テンション上がるワ。

途中で味見がてら、ポテサラ用にゆでたマカロニに、トマト豆きのこ煮込みぶっかけて食う。

このまかない裏メニューが超うまかった。

なんだかんだありつつ（←はしょりすぎ）調理開始から4時間くらいで完成。

できあがった分量は、2会場分あわせてジップロックのコンテナー2,100ml×2個、1,890ml×2個、500ml×3個分。そしてラスクが8袋。

何がいちばん大変て、汁もれしねえかとヒヤヒヤしながらコレを運ぶことでした。

夕方にまず結婚パーティーがはじまる前の会場へ。ちょうど新郎新婦さんも来たところで、ご挨拶できてよかった。おめでとうございます。

そしてそのまま引っ越し祝いの宴へと。

まぁどえらくでかい、37階立ての新築マンション。

入居者のみが使えるという、36階のスイートルームでみんなで焼き肉パーティー。

ドデーンとスカイツリーが見える、なんともまぁラグジュアリーな部屋。

もうね、なんか、エロい。

みんな美味いもの好きだもんで、それぞれ持ち寄ったつまみがまァ美味しうて美味しうて忙しい。

エシレバターで炒めただけの野菜とか。おしゃれでやんの。

お肉もいいやつ仕入れてきていて、ジュンジュワー。やわらっけえ。

大人数分の料理も、味つけとか分量が正直よくわからなかったけれど、食べてみたら上出来で評判も上々だったのでよかった。

結婚パーティーのほうでも喜んでもらえたろうか。

はじめてやってみたケータリング酒房山にょ、悪かないな。

またご要望とあらば、お届けいたしますよ。

てなことをツイートしてたら「あんたはどこに向かっているのか......（人生の方向性という意味で）」と、姉に問われた。

それは俺も知りたい。

　

「風の谷のナウシカ」テレビでやっていたのでひさしぶりに観る。

生まれてはじめて、映画観て号泣した作品。あれは小学校低学年くらいだったろうか。ビデオに録画して何度も繰り返して観て、テレビで放送するたびにまた観て。

ちょいちょい台詞とか覚えてるくらい。

ほんと「なんどめだナウシカ」。（「TRICK2」より）

あの強くて気高くて陰がある、あのクールビューティ加減はもうドンピシャのストライク。

というか、そもそもそういう女性が好みのタイプになったのは、クシャナの所為というべきなのか。

そしてその腹心のクロトワ。

ああいう、軽そうに見えて腹に一物抱えた、人間くさくて色気のある人になりてえな、というのがたぶん自分の根っこにあるな、ということも時々思うんす。

とはいえ、設定上クロトワ27歳、クシャナ25歳というのを知り、若干動揺を隠せずにいるわけだ。

あいたたた。

　

2012.05.11

□隠しのり＆にゃんこめし

□明太子オムレツ

□塩こぶキャベツ

□ウインナピーマンしめじケチャップ炒め

□塩らっきょ

ケチャップ炒め、ナポリタンの味。

タバスコ＆粉チーズふりたい。