極辛道場やぶり
大沢食堂という定食屋さんがありまして。千石駅から徒歩数分。
大槻ケンヂさんのエッセイや、小田扉さんの漫画『男ロワイヤル』などでも紹介されていて気になっていたこのお店。「極真空手やキックボクシングで名を馳せた店主がやっている定食屋」「暴力的に辛いカレーを出す店」等等、掟ポルシェさんやロケットニュースの記事をはじめ、ネットでもいろいろとそのレポートがつづられているのを読み、辛いもの好き・カレー好きとして一度挑んでみなくてはならねえな、とずっと思っていたのでした。
ちょうど先日友だち同士がTwitterで「こんど大沢食堂に行こう」とやりとりしてたので「俺も行きてえっす」と食いついてみたら、トントントンと話がまとまり、んじゃ今度の木曜日に行こう、ということになりました。
極辛/大辛/中辛/普通と4段階あるカレー、せっかくなので極辛に挑戦。「はじめて行って極辛を頼もうとすると、店主に『やめときな』と言われる」というウワサを聞いていたけれど、一緒に行ったタシロさんが常連さんなのですんなり頼めた。
カレー以外のメニューもいろいろ美味しいので、4人で行くのであればいろいろ食べられるねということで、まずは瓶ビールと餃子、チャーシュー・メンマ・もやしのおつまみ3点盛り、野菜スープを発注。カレーが来るまでの心の準備をする。ほむほむ。どれも美味いな。ビールがすすむな。
そして来ました、極辛カレー。なるほど、赤い。わかめ・油揚げのみそ汁と、薬味に紅しょうが。おそるおそる口に入れる。
あれ?辛さは案外いけるな、という感じ。コロコロした豚肉が美味しい、辛さのことを考えなければ、いろいろな旨味が溶け込んだ、オーソドックスなカレーという感じ。なんだよ、思ったよりたいしたことないじゃん、なんて思いながら2口3口と食べすすめて行くにつれ、だんだん身体に異変があらわれてきた。
痛い、痛い。手が震えてきた。汗と鼻水がとまらない。言葉も出ないまま黙々とスプーンをはこぶけれど、身体が拒否反応を示しているのか、なかなか次のひとさじが進まない。合間に舌を慣らそうと思ってすすった、みそ汁の熱さが痛い!ビールの炭酸もまた痛い!
タシロさんはシレッとした顔して、あっというまにペロリたいらげていた。中辛を頼んだ他の2人も相当苦戦している様子。果たしてこれを食べきることはできるのか、という不安と戦いながらも、ずいぶん時間をかけてどうにかこうにか完食。
達 成 感。
こうして書いてみると、なんだかキワモノみたいな感じなのですけれど、実際はとても美味しかったのです。辛さのなかにちゃんと旨味を感じられるというか。実際、いまこうして振り返りながら、あの極辛をまた食べたいと欲しているわけで。スパイスジャンキーの飽くなき欲求は、なかなかとどまるところを知らないのですね。
カレーラーメン、カレーチャーハンなども美味しいらしいので、こんどはカレーチャーハンにひと口極辛カレーをつけてもらおう。店主の鍋さばきもなかなか見応えがあるようで、閉店まぎわの時間に行くとカウンターで店主といろいろお話ができるらしいので、遅めの時間のカウンターをねらって。
ウワサどおり、恐るべしであったよ。大沢食堂。
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年4月 4日 21:05)
大沢食堂という定食屋さんがありまして。
千石駅から徒歩数分。
大槻ケンヂさんのエッセイや、小田扉さんの漫画『男ロワイヤル』などでも紹介されていて気になっていたこのお店。
「極真空手やキックボクシングで名を馳せた店主がやっている定食屋」「暴力的に辛いカレーを出す店」等等、掟ポルシェさんやロケットニュースの記事をはじめ、ネットでもいろいろとそのレポートがつづられているのを読み、辛いもの好き・カレー好きとして一度挑んでみなくてはならねえな、とずっと思っていたのでした。
ちょうど先日友だち同士がTwitterで「こんど大沢食堂に行こう」とやりとりしてたので「俺も行きてえっす」と食いついてみたら、トントントンと話がまとまり、んじゃ今度の木曜日に行こう、ということになりました。
極辛/大辛/中辛/普通と4段階あるカレー、せっかくなので極辛に挑戦。
「はじめて行って極辛を頼もうとすると、店主に『やめときな』と言われる」というウワサを聞いていたけれど、一緒に行ったタシロさんが常連さんなのですんなり頼めた。
カレー以外のメニューもいろいろ美味しいので、4人で行くのであればいろいろ食べられるねということで、まずは瓶ビールと餃子、チャーシュー・メンマ・もやしのおつまみ3点盛り、野菜スープを発注。カレーが来るまでの心の準備をする。
ほむほむ。
どれも美味いな。
ビールがすすむな。
そして来ました、極辛カレー。
なるほど、赤い。
わかめ・油揚げのみそ汁と、薬味に紅しょうが。
おそるおそる口に入れる。
あれ?
辛さは案外いけるな、という感じ。
コロコロした豚肉が美味しい、辛さのことを考えなければ、いろいろな旨味が溶け込んだ、オーソドックスなカレーという感じ。
なんだよ、思ったよりたいしたことないじゃん、なんて思いながら2口3口と食べすすめて行くにつれ、だんだん身体に異変があらわれてきた。
痛い、痛い。
手が震えてきた。
汗と鼻水がとまらない。
言葉も出ないまま黙々とスプーンをはこぶけれど、身体が拒否反応を示しているのか、なかなか次のひとさじが進まない。
合間に舌を慣らそうと思ってすすった、みそ汁の熱さが痛い!
ビールの炭酸もまた痛い!
タシロさんはシレッとした顔して、あっというまにペロリたいらげていた。
中辛を頼んだ他の2人も相当苦戦している様子。
果たしてこれを食べきることはできるのか、という不安と戦いながらも、ずいぶん時間をかけてどうにかこうにか完食。
達 成 感。
こうして書いてみると、なんだかキワモノみたいな感じなのですけれど、実際はとても美味しかったのです。辛さのなかにちゃんと旨味を感じられるというか。
実際、いまこうして振り返りながら、あの極辛をまた食べたいと欲しているわけで。
スパイスジャンキーの飽くなき欲求は、なかなかとどまるところを知らないのですね。
カレーラーメン、カレーチャーハンなども美味しいらしいので、こんどはカレーチャーハンにひと口極辛カレーをつけてもらおう。
店主の鍋さばきもなかなか見応えがあるようで、閉店まぎわの時間に行くとカウンターで店主といろいろお話ができるらしいので、遅めの時間のカウンターをねらって。
ウワサどおり、恐るべしであったよ。
大沢食堂。
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年4月 4日 21:05)