ウィザードこぼれ話


この21日・28日に、『仮面ライダーウィザード』第44話・45話がオンエアになりましたナ。
みなさんご覧いただけましたか?


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わたくしはアンティークの玩具にハマってしまい、息子をないがしろにしてしまうダメーな父親・酒井保という役で出演させていただきまして。
アロハシャツにテンガロンハットという、ヤングなぎら健壱先生みたいな格好で。
衣装合わせのときも、ほぼ迷うことなくサックリ決まりました。

しかし自慢のコレクションの飛行機を壊され、ギャーーーー!!となる場面の顔のうるささよ。
我ながら笑っちゃったよ。


あそこまでダメ父親ではありませんけれど、うちの父親は昔から、休みの日にはTVのチャンネル権を独占して将棋番組ばかり見たり、ひとりで詰め将棋をしたりしてまして。
たまに「いっしょにやるか?」と誘われるものの、息子に対してなんの手加減もせずにフルボッコにした挙げ句「なんでこんな簡単なこともわからないんだ」とサラッとひでえこと言われたりして。
おかげで将棋が大っきらいになってしまったのですが。

まぁ、今でもいろいろ不器用だなぁと思う傍若無人な父なのですが、そんな父との思い出を役づくりのヒントにしてみましたよ。
おかげさまでイヤーな父親役に少し体重が乗りました。
ありがとうだよ、秋男パパ。


そんな目線であらためて見返すと「僕だって父さんと遊びたかった......」とボロボロ大粒の涙をこぼす息子役の山田日向くんの芝居にグッとくるわけです。
あの子、まったくいい芝居しやがるんだよ。
すごく礼儀正しいし、元気だし。
リアルお父さんが37歳、と言ってたな。同い年、か......。


いろいろ父と子について考えた『仮面ライダーウィザード』。
こぼれ話でありました。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年7月29日 11:28)