最後の宴

夜、めずらしく早めの時間に吉祥寺にいたので、バウスシアターは今日なにやってるかな、と思って上映スケジュールを見ると、爆音映画祭で『ロッキー・ホラー・ショー(パフォーマンス付き)』。
こりゃ観たいぞ。
でもチケットもうないだろうな、と思いつつも、とりあえず行くだけ行ってみる。
やっぱり人気のプログラムなので、案の定チケットは完売。当日券も朝の時点でもう瞬殺だったそうな。
27日14:30-の『AKIRA 35mm版』は観たいぞ、と思っていたので、前売り買っておこうと思っていたらやはりそちらも既に完売。当日券に並んでみるか......。


観たい作品もいろいろあるんだけど、どうにもタイミングが合わなかったりで結局いまだに観ておらず。
なんだかこのまま何も観られないまま、バウスシアターとお別れしてしまうんじゃないか、という気になってきた。
いかん。
そりゃ、ダメだ。


TSUTAYAでDVD借りてきて家で観るというのがあまりできない性質なので、映画は映画館で観たい派。
家から自転車で気軽に行けて、上映作品もホントに自分のツボをくすぐるセレクションなので、ずいぶん通いつめていたバウスシアター。

会員証の有効期限が切れてしまったので、あらためて入会しようと思ったら「新規の入会は昨年末をもって終了したんですよ」と言われたのが今年の年明けちょっとした頃。
そうなんだ、どうしたんだろ......と思っていたら、それから少ししてバウスシアター閉館のニュースが飛び込んできた。

本当に大好きな映画館なんだよ。
あそこが無くなってしまうというのを正直まだ受け入れられずにいるところがあるのです、きっと。
小学生のときに、すごく仲のよかった友だちが転校してしまうというのを知ってから逆にうまく接することができずにギクシャクして、最後の最後でお別れするときになってギャン泣きしたのをふと思いだす。

いや、最後の宴、何としてでも観る。
ボヤボヤしてる場合じゃねえ。


 
YAMAZAKI Kazuyuki (2014年5月18日 23:27)