南の島に雪が降る



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夕暮れどきのゆりかもめに乗って、台場駅から少しあるいた公園に建てられた特設の劇場。
まずそのシチュエーションだけでワクワクは高まります。

劇場に入ると、思った以上にちゃんとした劇場(失礼)。
開演前にはキャストが舞台上で缶ビールを販売していました。呑みたいところだったけど、途中でトイレに行きたくなったら困っちゃうのでグッとこらえる。

『でもよ、自分で自分を驚かせてやりたくなったのよ』

太平洋戦争の真っ直中、
ニューギニアのジャングルで芝居を打ち続けた部隊があった。
そんな実話を元にした物語。

先に観に行った友だちが「もう1回観たい!」と言っていたのがなるほど納得。

野外劇ということで制約などもいろいろあるのかもしれないけれど、逆にその面白さを十二分に活かしてる。
というか、テントの劇場を隅から隅まであますところなくしゃぶり尽くしてる感じ。
幸い天気もよくて野外劇日和ではあったけれど、どしゃ降りのなかの公演もあえて観てみたかった気も。

お芝居というもののエンターテイメント性、祝祭性がミッシリ詰まっていて、表現が太い。ド太い。
とにかくゾクゾクするような場面がたくさんあった。
キャストもみんなすごく楽しげで、生き生きと躍動してる。
殺陣がかっこよかったな。
お友だちの加瀬沢くんもとてもいいキャラクター。水木しげる先生の漫画みたいだったよ。


同じく観に来ていた川尻くんと、いろいろ感想を話しながらゆりかもめで帰る。
先日のブルドッキングヘッドロックに続いて、いいもの観るとエネルギー湧くね。
おいしいもの食べるとテンション上がる、みたいな感じ。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2014年6月16日 23:32)