桐島、語るってよ。
ジワジワと口コミが広がって、ロングランとなっている映画『桐島、部活やめるってよ』。周りの友だちともいろいろ観終えたたあとの感想を語り合ったりしたくなるような作品なのですね。なじみのバーでもすっかりハマった常連さんがおりまして。その友だちの主催で、高円寺の「舌笑(ごち)」という隠れ家スポット的なお店で「桐島、ごちで語るってよ」ナイトが開催されることとなりました。
バンザイ合唱団の稽古があったので、終わったあとにちょっとだけ顔を出してまいりました。10人くらいが集まっていろいろ盛り上がっていたのですが、これはコアな集いに来てしまったな、という感じ。自分は1月半くらい前に一度観たっきりで、今度早稲田松竹でやるときにもっかい観よう、というくらいで、原作も読みたいなと思いつつまだ読んでないレベル。
他の参加者のみなさんは最低2回は観ているとのこと。誘ってくれたお友だちに至っては映画館で8回観てるとか。すげえな。
【ここから先、ネタバレになるようなところが若干ありますので、これから映画を観ようと思ってる方はどうぞすっとばしてください。】
みなさんの独自の解釈だったり、こだわりのポイントなどがそれぞれあって、非常に面白いですね。
ふと出た「バランス悪くね?」という台詞にこめられた意味合いとか。かすみとパーマ(竜汰)がつきあってる理由と、ミサンガの重みについてのそれぞれの意見とか。
ちなみに自分は、パーマのほうからかすみに告白してきて、「うちの犬に顔が似てるから」くらいの軽い理由でなんとなくつきあってはみたものの、恋愛対象としてはそんなに好きじゃないんじゃないか? という解釈。下手したら大学生くらいの本命の彼氏が別にいて、その彼に勧められて『鉄男』を観てみたのでは。だからこそパーマとつきあっていることは他の誰にも内緒にしている、とか。
いろんな話が出たのですが、なかでも"「桐島のNo.1に対して、No.2の宏樹」という構図から見る「桐島=麻原/宏樹=上祐」論"というのがすげえ面白かった。桐島がいなくなったことによってバランスが崩れていくクラスの物語を、尊師が逮捕されたあとのオウム真理教になぞらえて読み解くとは!
映画でも舞台でも、観たあとにいろいろ語りたくなる作品はイイ作品だと思うのです。「どのシーンが好きだったか」というのはもちろん、つまらないならつまらないでも「なんで自分はつまらなかったのか」と語る言葉がいろいろ出てくるほうが。
桐島、あらためてもっかい観るのが楽しみだな。
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ジワジワと口コミが広がって、ロングランとなっている映画『桐島、部活やめるってよ』。
周りの友だちともいろいろ観終えたたあとの感想を語り合ったりしたくなるような作品なのですね。
なじみのバーでもすっかりハマった常連さんがおりまして。
その友だちの主催で、高円寺の「舌笑(ごち)」という隠れ家スポット的なお店で「桐島、ごちで語るってよ」ナイトが開催されることとなりました。
バンザイ合唱団の稽古があったので、終わったあとにちょっとだけ顔を出してまいりました。
10人くらいが集まっていろいろ盛り上がっていたのですが、これはコアな集いに来てしまったな、という感じ。
自分は1月半くらい前に一度観たっきりで、今度早稲田松竹でやるときにもっかい観よう、というくらいで、原作も読みたいなと思いつつまだ読んでないレベル。
他の参加者のみなさんは最低2回は観ているとのこと。誘ってくれたお友だちに至っては映画館で8回観てるとか。すげえな。
他の参加者のみなさんは最低2回は観ているとのこと。誘ってくれたお友だちに至っては映画館で8回観てるとか。すげえな。
【ここから先、ネタバレになるようなところが若干ありますので、これから映画を観ようと思ってる方はどうぞすっとばしてください。】
みなさんの独自の解釈だったり、こだわりのポイントなどがそれぞれあって、非常に面白いですね。
ふと出た「バランス悪くね?」という台詞にこめられた意味合いとか。
かすみとパーマ(竜汰)がつきあってる理由と、ミサンガの重みについてのそれぞれの意見とか。
ちなみに自分は、パーマのほうからかすみに告白してきて、「うちの犬に顔が似てるから」くらいの軽い理由でなんとなくつきあってはみたものの、恋愛対象としてはそんなに好きじゃないんじゃないか? という解釈。
下手したら大学生くらいの本命の彼氏が別にいて、その彼に勧められて『鉄男』を観てみたのでは。
だからこそパーマとつきあっていることは他の誰にも内緒にしている、とか。
いろんな話が出たのですが、なかでも
"「桐島のNo.1に対して、No.2の宏樹」という構図から見る「桐島=麻原/宏樹=上祐」論"
というのがすげえ面白かった。
桐島がいなくなったことによってバランスが崩れていくクラスの物語を、尊師が逮捕されたあとのオウム真理教になぞらえて読み解くとは!
映画でも舞台でも、観たあとにいろいろ語りたくなる作品はイイ作品だと思うのです。
「どのシーンが好きだったか」というのはもちろん、つまらないならつまらないでも「なんで自分はつまらなかったのか」と語る言葉がいろいろ出てくるほうが。
桐島、あらためてもっかい観るのが楽しみだな。
弁当記 #082
2012.10.13
□しゃけ&たくあんごはん□なすウインナーししとう炒め□ツナポテトサラダ□塩らっきょ□チーズオムレツ
ウインナー、ポテトサラダ、チーズオムレツ。思いがけず口のなかが朝ごはんぽくなった。
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2012.10.13
□しゃけ&たくあんごはん
□なすウインナーししとう炒め
□ツナポテトサラダ
□塩らっきょ
□チーズオムレツ
ウインナー、ポテトサラダ、チーズオムレツ。
思いがけず口のなかが朝ごはんぽくなった。
女のみち2012
夜、ブス会*『女のみち2012』観にいってまいりました@下北沢ザ・スズナリ。
すべての賞味期限切れ女に捧ぐーーー2006年、AV女優を描き話題となった『女のみち』から6年......あの女たちが帰ってきた
来年1/30〜2/3に出演させていただく舞台『撫で撫で』の演出の、ペヤンヌマキさんが主宰のユニット、ブス会*。
アダルトビデオの撮影現場の裏側を描いた今回の作品。特殊な世界に生きる5人の女優たちの人間ドラマ。
特殊な世界を描いているようで、30代も半ばになると誰しも抱えてるような悩みや足掻きを語っているので、説得力もあるし感情移入もしてしまい、ヒリヒリと胸にひびく。またそれぞれの語り口調が滑稽だからこそ、ますます深まる切なさだったり。切ないからこそますます可笑しくなったり。
5人のキャラクターのバランスもとても良く。女同士のドロドロとした思惑やら、人間性/関係性が透けて見えるたび「うわぁブスだなァ」と思うのですが、終盤のカタルシスを迎えたあと、ひとりひとりが皆チャーミングに見えて仕方がない。
みんな体重乗っかってたなぁ。すごかったよ。
観終えたあとに「TOKYO HEADLINE」ペヤンヌさんのインタビューと、「EYESCREAM」ブログの稽古場日記も読んでみたらまた面白かった。
はー。しばらくボンヤリといろいろ思い出しそうだな。ブス会*。
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夜、ブス会*『女のみち2012』観にいってまいりました@下北沢ザ・スズナリ。
すべての賞味期限切れ女に捧ぐーーー2006年、AV女優を描き話題となった『女のみち』から6年......あの女たちが帰ってきた
来年1/30〜2/3に出演させていただく舞台『撫で撫で』の演出の、ペヤンヌマキさんが主宰のユニット、ブス会*。
アダルトビデオの撮影現場の裏側を描いた今回の作品。
特殊な世界に生きる5人の女優たちの人間ドラマ。
特殊な世界を描いているようで、30代も半ばになると誰しも抱えてるような悩みや足掻きを語っているので、説得力もあるし感情移入もしてしまい、ヒリヒリと胸にひびく。
またそれぞれの語り口調が滑稽だからこそ、ますます深まる切なさだったり。
切ないからこそますます可笑しくなったり。
5人のキャラクターのバランスもとても良く。
女同士のドロドロとした思惑やら、人間性/関係性が透けて見えるたび「うわぁブスだなァ」と思うのですが、終盤のカタルシスを迎えたあと、ひとりひとりが皆チャーミングに見えて仕方がない。
みんな体重乗っかってたなぁ。
すごかったよ。
観終えたあとに「TOKYO HEADLINE」ペヤンヌさんのインタビューと、「EYESCREAM」ブログの稽古場日記も読んでみたらまた面白かった。
はー。しばらくボンヤリといろいろ思い出しそうだな。
ブス会*。
カンパイ合唱団
先日の日記で書いたバンザイ合唱団。今度の日曜日の撮影に向け、連日稽古にはげんでおります。
今までは10人前後くらいで活動していた合唱団、今回はいろんな人に声をかけ、23人くらいの大所帯。みんなそれぞれスケジュールの調整等があって、なかなかみんなが揃うのも難しいのですが、本日はようやく全員集合となりまして。衣装合わせをしたあと、ザックリと通してやってみた。
そしてこのミュージカル仕立ての楽曲を作曲してくれた、通称ぺろぺろ(上の写真中央)というメガネ男子がやってきて、本番さながらにピアノで伴奏をしてくれました。
エクセレント!!すばらしい!!
もう、テンションがギャン上がりですよ。やー、あのピアノ聴くだけでも一見の価値アリの映像になるんじゃないのか。お芝居パートも楽しげなことになっている。やべえ、歌と踊りもまけてられん。
終わったあとに呑みたい人たちで集まって居酒屋へ流れ、ワッショイ呑む。カンパイ合唱団。歌うたうと腹へるんだ。ぺろぺろがガリガリ君サワー呑んでたり。「エロ和尚に聞け!」のコーナーがはじまったり。
ああ、たのし。いい撮影になりますよう。
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先日の日記で書いたバンザイ合唱団。
今度の日曜日の撮影に向け、連日稽古にはげんでおります。
今までは10人前後くらいで活動していた合唱団、今回はいろんな人に声をかけ、23人くらいの大所帯。
みんなそれぞれスケジュールの調整等があって、なかなかみんなが揃うのも難しいのですが、本日はようやく全員集合となりまして。衣装合わせをしたあと、ザックリと通してやってみた。
そしてこのミュージカル仕立ての楽曲を作曲してくれた、通称ぺろぺろ(上の写真中央)というメガネ男子がやってきて、本番さながらにピアノで伴奏をしてくれました。
エクセレント!!
すばらしい!!
もう、テンションがギャン上がりですよ。
やー、あのピアノ聴くだけでも一見の価値アリの映像になるんじゃないのか。
お芝居パートも楽しげなことになっている。
やべえ、歌と踊りもまけてられん。
終わったあとに呑みたい人たちで集まって居酒屋へ流れ、ワッショイ呑む。カンパイ合唱団。
歌うたうと腹へるんだ。
ぺろぺろがガリガリ君サワー呑んでたり。
「エロ和尚に聞け!」のコーナーがはじまったり。
ああ、たのし。
いい撮影になりますよう。