バカ笑いと旨い飯


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お友だちのツジ太くんが、噺家さんに落語を教わるワークショップを企画したので、ちょいと参加してまいりました。
以前リーディング公演『ともだちのそうしき』を上演した、大吉カフェにて。


林家きく麿師匠に来ていただいて、まずは師匠の落語を一席。
そのあと、みんなで小咄をつくる。
いくつかお題になる小咄が渡されて、各自好きなお題を選び、その続きを考え、最終的にみんなの前で発表する、というもの。
自分が選んだのはこんなの。

酔っぱらい「おい、なんだ。何でおめえは豚なんか連れて散歩してんだよ」
マダム  「失礼ね、見ればわかるでしょ!これは豚じゃなくて犬よ」
酔っぱらい「うるせえな、俺はいま犬としゃべってるんだよ」

もうこれで十分おもしろいので、どうしたら広がるかなかなか難しい。
まずは「ここがおかしい」というポイントを自分なりに見つけて、そこから広げていく、とのこと。
とりあえず書いてみる。

酔っぱらい「おい、なんだ。何でおめえは豚なんか連れて散歩してんだよ」
マダム  「失礼ね、見ればわかるでしょ!これは豚じゃなくて犬よ」
酔っぱらい「うるせえな、俺はいま犬としゃべってるんだよ」
犬    「悪ィな。いつも散歩につきあってんだけどなかなか痩せねえンだ、うちの豚」
酔・マ  「い、犬ゥ!?」

できたところから、師匠に見せて「ここをこうしたらいいんじゃない?」とアドバイスもらったり、周りの人たちに見てもらったり。
そして発表。
人前で上下に首の向き振って演じ分ける、てのをはじめてやった。
「犬になるところで、ちょっと手をついてみるとまたわかりやすくなるね」と。なるほど。

他の人たちの発表もなかなか面白い。
淡々としてるんだけど目が離せないような人とか。
ブラックなオチをつけてくる人とか。


終わったあとは、みんなでワイワイと呑んで騒いでの宴会に。
師匠が牛すじの肉じゃが、ツジ太くんがおでんを作って持ってきてくれる。
キッチンがついているので、いつものクッキング班の小料理ねえねがやってきて、油揚げとキャベツのゆず胡椒炒めだの、タンドリーチキンだの、いろいろ作ってくれる。
自分もじゃが明太、雷こんにゃく、アボカドツナ和え、豚バラ白菜重ね蒸しなどちょこちょこと。
楽しくておいしくて、まァお酒がすすむこと。

ふぃー。
ワークショップ、またやってチョ!



あ、ちなみに林家きく麿師匠。
今月28日の日曜日に、新宿道楽亭 Ryu's Barにて、独演会『「ちょっと......な」音楽噺之会』があります。
7月の『桃色噺之会』てのに行ったのですけど、とても面白いですよ。
また終演後に師匠特製の牛スジ煮込みが食べられるみたいですので、オススメ!


 

喫茶室あかねにて。


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夜、お友だちの秋澤弥里ちゃんが出演中の舞台『喫茶室あかねにて。』を観に四谷三丁目へ。
月刊「根本宗子」というのが劇団名なのですね。
週末がお休みのバーの空間を利用して、喫茶室のお話。最近こういう劇場じゃないスペースを使った舞台公演が増えてきたような気がする。

「チームA」「チームB」の2バージョンを交互に上演していて、自分が観た回は「チームS」と銘打って、両チームのキャストをシャッフルした、ボーナスステージのような回。
ふむむ。
カラフルな女子たちがキャッキャしていた。
なぜか劇中でフルボリュームで、とある特撮ヒーローの主題歌を熱唱するシーンがあって、なつかしい。でも40年前くらいの番組だよ。
平成生まれでなぜにこの曲?

秋澤さんはウェイトレス姿で、態度の悪い店員役。終演後「やあ、秋澤さんは舌打ちが似合うね」とほめたらビミョーな顔してた。
ほめてるんですよ!


ちょっと近所のお店で一杯だけひっかけて帰り、日本映画専門チャンネルで伊丹十三監督作『タンポポ』をやっていたので観る。
この映画についてはまたあらためて語らねばなるまい。


one cake size feathers


秋の花粉が来てますな。ブタクサ。
春のスギ花粉はそんなにたいしたことないのだけど、秋のほうが若干過敏なようで、朝方起きると鼻の奥がグリグリ痛む。
もともと軽い鼻炎気味ではあるが、この時期ちょっとしんどい。くしゃみと鼻水。
気候的には大好きな季節なのだけど。


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去年出演した劇団なんでやねんや、はらぺこペンギン!の舞台で、劇中の楽曲を提供してくれたあらいふとし君が、ひさびさにバンド編成のone cake size feathersでライブをやるというので、観に行く@吉祥寺Planet K。

アコースティックでの生演奏は何度か聴いたことあったけど、はじめて観るバンドでのふとし君。

あいかわらず優しくて耳に心地よく、のびやかな歌声。
ギターかき鳴らしながら、はっちゃけてた。

かっこいい!
かっこいいよ、ふとしボーイ!

なにより、楽しそうだったな。
「お客さんが楽しそうにしてくれてたのがとてもうれしかったです」と言ってたふとし君だけど、そりゃあんなに楽しそうに演奏してる姿みたらこっちも楽しくなるっつの。

終わってから吉祥寺の街にくり出し、なじみの酒場でちょいと呑む。
楽しい仲間たちと馬鹿な話でさんざん笑う。
つくづく、馬鹿だねえ。
楽しいねえ。

 

その夜の侍


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先日、お友だちの赤ペン瀧川先生がTwitterで

直径45cmの我が家の火鉢。五徳と火箸と灰をお付けして欲しい人に譲ります。条件は取りにきてくれる人!場所は都内、渋谷区ー。まじで欲しい人は挙手で!

とつぶやいているのを見まして。
うちのアパート、エアコンはあるのだけどちょっと苦手なので、冬はホットカーペットで暖をとっている。でもそれだけだとどうしても寒くて、オイルヒーターか何かしら欲しいな、と常々思ってたところの譲りますツイート。
酒房山にょに火鉢があったらいろいろ楽しそうだな、と思ってサッと挙手。
他にも何人か名乗りをあげた方がいたみたいなのですが、トントン拍子で譲っていただけることになって、本日取りに行ってまいりました。
タクシーに乗せてもらって家まで持ち帰り、部屋にドンと置いてみたところ。

こりゃ、いいね。
もともと家にあったかのようななじみ具合。
うちで使っているちゃぶ台と、幅と高さがほぼ一緒というのがちょうどいい具合。

もうちょっと寒くなったら、火鉢でお燗つけたり、スルメ炙ったり湯豆腐やったりしちゃうよ。
イヒヒヒ。
換気と火の元には注意!



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夜、友だちに誘われて『その夜の侍』試写会に行ってまいりました。

他愛のない話がしたい...

最愛の妻をひき逃げした犯人に復讐を果たすため、
心に孤独や葛藤を抱えた男は、
復讐の意味を問いながら犯人だけでなく自分自身も追い詰める。
狂気と日常の狭間を生きながら、
答えを見出していく姿を極限まで描き出す。

THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋さんの初監督作品。
ズゥンときた。
どうしようもなくイヤーな感じ、生々しい湿度や肌ざわり、ねっとりした汗が伝わってくる。
堺雅人さんの、悲しみと狂気の凄み。
山田孝之さんの、ためらいのない外道っぷり。
そして残酷だけど滑稽で無様な男たちのものがたりを優しく包みこむ、UAのうたごえ。

終演後に赤堀さんのティーチインがあって、いろいろお話が聞けたのもまたよかったす。
意図したところ、意図していないところ。
映画にしろ舞台にしろ、日常の生々しさを切り取る赤堀さんの感覚など。

舞台のも観てみたかったな。
11月17日より全国ロードショーらしいですね。
公開されたら、もっかい観にいこう。


 

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