『撫で撫で』泥船クルー紹介 〜女性篇〜


『撫で撫で』泥船クルー紹介。
つづきましては、女性篇でございますよ。


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西牟田 恵(にしむた めぐみ)さん

70年東京都生まれ。90年、演出家・木野花により女優としての指導を受け舞台デビュー。
その後は、野田秀樹、デビット・ルヴォー、鴻上尚史、福島三郎、いのうえひでのり、成井 豊、前川知大など、演劇会を牽引する演出家の舞台に数多く出演。
舞台女優としての活動が中心だが、ドラマ、ナレーション、CMなど活躍の場は広い。

自分が上京して舞台を観はじめたころから、バリバリ第一線を突っ走ってる印象の、あこがれの女優さん。
いろんな場数をふんでキャリアを重ねてきた円熟味と安定感に加え、瞬間瞬間のボルテージの炸裂っぷりを稽古場で目の当たりにして、ただただ唸るばかり。
ガンガン攻めまくってるよ。
そのうえチャーミング、って。
なんか、ずりいよ。なんなのよ。


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島田 桃依(しまだ ももい)さん

青年団所属。
出演作に「バルカン動物園」「マッチ売りの少女たち」その他、様々な劇団に客演。庭劇団ペニノ、五反田団、ままごと、サンプル、岡崎藝術座、乞局など。
映像では、深田晃司監督「歓待」今泉力哉監督「nico」「エアーズロック」また、自身のコントユニット、コツブ桃山城でも活動。

稽古も中盤にさしかかろうというころ「自分の役柄についてどういうバックボーンを描いているか」というのを話し合ったとき、彼女の思い描く人物像があまりにも深くてドロリとしたカルマを抱えていて、皆で爆笑しつつも戦慄を覚えました。
「フワフワニコニコしてると思ったら、こんなこと考えてるのか」と、見え方がガラリ変わってきたものです。
おっもしれえなぁ、あの子。


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川面 千晶(かわも ちあき)さん

88年神戸生まれ。ハイバイ所属。
ちっさいころから関西で一生懸命演劇を続け、心も体もどんどんおっきくなっていく。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。
2011年秋に上京してハイバイオーディションを受けて、劇団員にしてもらう。
サンプル・財団、江本純子・マレビトの会、などに出演。ブスに定評がある。

ここ最近で『大ナカゴー』『新年工場見学会2013』と、続けて舞台を拝見したのですけど、どちらもパワフル&エネルギッシュな、芯の太さを感じさせるパフォーマンスが印象的。
おそらくどんなブスキャラを演じてもクドくなりすぎることがないのは、生まれもっての品のよさか、R&Bで培ったセンスか。
R&B唄ってるかどうかは知らないけど。
どこの国に行ってもモテそうな、人間力がチラチラ見え隠れ。


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佐久間 麻由(さくま まゆ)さん

85年神奈川県生まれ。舞台、映画を中心に多方面で活躍。
舞台出演は、ベッド&メイキングス「墓場、女子高生」、劇団サンプル「キオクREVERSIBLE」他。映画「名前のない女たち」「飯と乙女」では主演を務める。
他出演作は2012年公開「ミロクローゼ」、2013年公開予定「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」他。

「あの子、いつもすれ違うたびにニコッとしてくるんだけど、もしかして俺に気があるんじゃねえ?」と幾多の男たちを勘違いさせてきたであろう、小悪魔系の子鹿系。
そして小粒でジューシー&スパイシーなお芝居。
そのうえ、さりげないホメのテクニックまで持ってるもんだから、怖いんだお。
動揺のあまり、語尾が「だお」になっちまったよ。


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高木 珠里(たかぎ じゅり)さん

大学在学中より名古屋にて舞台・テレビ等に出演。
活動の場を東京へ移してからは、宮沢章夫プロデュース、はえぎわ、ピチチ5、劇団新感線、等数多くの劇団、プロデュース公演に出演。2004年「劇団宝船」の旗揚げ以降、劇団員として活動中。
最近の主な出演作にポツドール「おしまいのとき」(脚本・演出:三浦大輔)、映画「こっぴどい猫」(監督:今泉力哉)。一人芝居や「高木珠里の演劇100人組手」など自主公演も積極的に行っている。

「ナチュラルボーン女優ているもんだナ」と、はじめて会ったときに思ったのですが、実際稽古場でご一緒してみて、ちょっとした仕草や言動など、どの瞬間を切り取ってもドラマチックになっちゃうさまを見るにつけ「珠里......恐ろしい子!」と誰しも月影先生になるんす。
舞台の楽しさと恐ろしさを充分わかっていて、とにかくストイックに向き合う姿は、あふれる情熱のぶつけかたを常に考えてる感じ。一人芝居とか、演劇100人組手とかやっちゃうわけだ。
「トップアスリートのドキュメンタリー番組を見るのが好き」というのも、なんだか納得。



てなかんじ。

いよいよ明日から外出禁止令とけて稽古場に復帰いたします。
早う、みんなに会いてえんだ!

そしてこんな泥船の乗組員たちが気になったら、座・高円寺に観に来たらいいですよ。
ボヤボヤしてるうちにチケットが少なくなってきてますよ!

ご予約はどうぞお早めに。

 

『撫で撫で』泥船クルー紹介 〜男性篇〜


『撫で撫で』稽古もいよいよ大詰めになるなか、インフルエンザで稽古場に行きたいのに行けない、このモヤモヤ感をどうしてやろうかと思い、勝手にキャスト紹介なんてしてみますよ。

てめえナニ様目線だ、てのは重々承知だぜ。
なんせみんな魅力的なんだ。

まずは男性篇から。


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黒田 大輔(くろだ だいすけ)さん

2003年より劇団「THE SHAMPOO HAT」に参加、現在活動中。
「五反田団」「ハイバイ」「サンプル」等、外部公演にも積極的に出演している。
舞台以外に映画「南極料理人」「キツツキと雨」(監督・脚本:沖田修一)、「クヒオ大佐」(監督:吉田大八)、「アウトレイジ」(監督:北野武)、ドラマ「ROMES 空港防御システム」、「ゲゲゲの女房」など幅広く活動中。

ニコニコして人当たりの良さそうな柔らかい感じと、その笑顔の裏に秘められたヌルッとした狂気と変態性みたいなものにすさまじい説得力がありますナ。
小田扉の描く顔と、古谷実の描く顔を行ったりきたりしてるような。
舞台でも映像でも、いつも気づくと目で追っちゃってるんす。


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岩瀬 亮(いわせ りょう)さん

80年茨城県生まれ。早大卒業後俳優としての活動を開始。
ポツドール、ハイバイ、サンプル等の劇団に出演。真利子哲也監督の映画「イエローキッド」では物語の要となる漫画家・服部役を演じた。
主な出演作にドラマ「スープカレー」、「江」、「相棒ten」、映画「すべては海になる」「シーサイドモーテル」等がある。 

モテる男性のパターンをいくつかに分けたときに、誠実/爽やか/安定といったベクトルとは対極にある「ダメなんだけど惹かれちゃうの......」系のホープと言ってもいいんじゃないでしょうかね。
素面のときに「自分すげえヤな奴っスからね」とかエロい声でサラッと言っちゃうから。
まったく食えないヤツだよ。


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飯田 一期(いいだ いちご)さん

77年東京都生まれ。2003年より、映像作品を中心に俳優を始め、庭劇団ぺニノとの出会いを経て、舞台にも活躍の場を広げる。
『カミナリ走ル夏』/丹野雅仁監督 『スペースポリス・パイロット版』『ステイフリー~めぐりあい宇宙~』『スペースポリス☆デラックス"ネイティブアメリカン風の男を追え"『キャプテントキオ』/渡辺一志監督等
【舞台】庭劇団ペニノ『UNDER GROUND』『笑顔の砦』『星影のJr,』『エクスターズ』『誰も知らない貴方の部屋』等 

初対面のときから、腰ミノとヤシの実が似合いそうな顔とフォルムが面白くって、個人的にはツボNo.1。
豪快なルックスには似つかわしくない(←失礼)、役に対する繊細なアプローチにまた悶えます。
「今回みたいな役にあまり慣れてない」と言いながら、汗かいて奮闘する姿がなんとも素敵な愛妻家。


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伊藤 俊輔(いとう しゅんすけ)さん

78年神奈川県生まれ。劇団ONEOR8所属。
01年より俳優としての活動を開始。
小動物的な外見とナイーブなキャラクターで、舞台「絶滅のトリ」パルコプロデュース「カーディガン」、CM「パーゴルフ」、映画「貞子3D」「あまっちょろいラブソング」、ドラマ「たぶらかし-女優代行業・マキ-」等に出演している。

稽古帰りに珠里さんと3人で歩きながら、伊藤さんのアルバイト先での話を聞いて「この人はイジられて輝く人なのだな」とすぐにピンときました。
それから珠里さんの伊藤さんイジりがはじまったのですけど、もうキラッキラしまくり。
素直な人柄とアタフタ感がそのまま舞台に透けて見える人。ジョジョが大好き。


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川本 直人(かわもと なおと)さん

87年大分県別府市生まれ。高校卒業後に福岡にて舞台・映像に出演し、活動の場を東京に移す。
近年の出演作として、ベッド&メイキングス「墓場、女子高生」を初め、チャリT企画「12人のそりゃ恐ろしい日本人 2012」、ぬいぐるみハンター「ゴミくずちゃん可愛い」など。映画「貞子3D」にも出演し、映像でも活躍の場を広げている。 

男性キャスト最年少、唯一の20代。若さゆえの無邪気っぷりを発揮するかと思いきや、男衆のなかでいちばんしっかりしてるんじゃないか、と思う部分のほうが今のところ多いですね。
嫌味がなくて芝居のできる、礼儀正しい若いハンサムってのが、こちとら困るんだよ!
『服部』唄うぞコラ。


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高松 呼志響(たかまつ よしなり)さん

71年静岡県生まれ。熊本育ち。
36歳のとき地元熊本で劇団に参加。いい大人がいきなり芝居を始めたので親に相当な心配をかける。演劇に目覚めた気がして2年後上京。目を覚ませと親を泣かす。
特技:すぐ寝る 
出演:ゴジゲン「神社の奥のモンチャン」はえぎわ「ライフスタイル体操第一」

今回のキャストオーディションで同じ組だったのですけど「同棲中の彼女に浮気がバレ、しどろもどろになりながら言い訳をする彼氏」というエチュードをやったときの面白さが強烈でした。
ちょいちょい酒につきあってくれるアニキ、人柄を知れば知るほど、どんどん深みにはまってくタイプとお見受けします。



女性クルーの紹介は、また明日!

 



養生カレー


なんだかインフルエンザ、都内で猛威をふるっているようなのですね。

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ぼちぼち快復に向かっていて、ちょっち元気が出てきたので洗濯物をやっつけたり、カレーを作ってみたよ。
家にあったじゃがいも玉ねぎにんじんと、冷凍庫のなかの豚バラ・鶏もも肉。
ちょうど今朝方、実家から救援物資の食糧品が送られてきたので、そのなかにあったかぶ・しめじ。

野菜をゴロゴロ大きめにカットして、肉に小麦粉をまぶして炒めたら、いい具合のとろみもついて、何とも給食で食べるカレーみたいな感じに。

ゆで卵と、刻んで炒めたかぶの葉っぱをトッピングで添えて。
なかなかどうして。
いい感じにできたこのカレー。

思ったよりもいまひとつだったYO!

んま、たくさん作ったので明日以降で軌道修正してけばいっか。


カレーを作るくらいの元気は出たけれど、年末にやりそびれた大掃除の続きをやるくらいにはまだ貯まってないんすなー、元気。

もうちょっとあったかくなってからでいいよね。

 

イカ見た?


ごろごろ闘病日記。

さすがにいきなりスコンと良くなったりはしなくて、ゴロゴロしつつも稽古に行けないモヤモヤを抱えつつ、あったかくして横になって、録りためたTV番組を消化したりCSでやってる映画を観たりするばかり。


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世界各国から集まった、その道のスペシャリストのチームが伝説の怪物を追う、ていうマンガみたいな展開だけで、もう胸アツ。

「部屋の照明暗くして観るといいよ」というウワサを聞いて暗くしてみたら、まぁファンタジー。なんだ、あのトワイライトゾーン。もぐってみたいよ海の底。
これが小笠原諸島沖ってんだもんなぁ。
すごいなぁ。

フェロモンまき散らしておびきよせてみたり、マッコウクジラにカメラつけて追ってみたりする、スペシャリストチームの奮闘っぷりがドラマをもりあげ。
そしていよいよ出ましたダイオウイカ。

なんだありゃ!
使徒!
使徒!




ロマンだよ。
たまんねえよ。

みんながこないだTwitterでイカイカ言ってたのがわかったよ。
ありゃ、たまんねえよ。
あのフォルム。あの色つや。

やあ、上質なドキュメンタリーだった。
久石譲さんの音楽もすばらしい。
おもしろかったな。
イカ......。

水族館に行きたくなったけど行けないので、『万祝』『パトレイバー』を読み返そうと思います。


 

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