ピンチヒッター金曜日


日替わりでいろいろな人がカウンターに立ってお酒を作っている下北沢BUDOKAN。
隔週金曜日に入っているミュージシャンのユイコさんが、アジアツアーでしばらくお休みするというので、そのピンチヒッターとして入ることになりました。


IMG_2043.jpg
つうことで、バーテン修行。何日目だ?
今夜のおつまみは、水菜と合鴨とアボカドのサラダ。
いただきものの合鴨スモークがあったので、ひと口サイズに切って、ざくざく切った水菜・アボカド・ゆで卵といっしょに混ぜ、塩コショウ・お酢・レモン・チリパウダーで味つけ。
まぁ、間違いない味ですよ。
ソフィーのパンもいっしょにつけたかったけれど、残念ながら今日はナシ。
コンスタントに仕入れとかないとな。

火曜日と金曜日で、お客さんの層はどう違うのかなというところで、火曜日に比べて会社勤めの人たちが来やすいのかなー、と何となく思っておりました。
ちょうど明日からゴールデンウィークのはじまりですし。

でも実際フタ開けてみたら、あんまり関係なし。

観劇帰りや待ち合わせ、稽古おわりなどにフラッと寄ってくれた演劇人が多かったですね。
そしてなぜか演出家が4人も来てくれた日。

そして夜中には、すぐ近くのクラブのママやホステスさんが、お仕事あけにお客さんたちと来てくれたり。
夜の酒場のセンパイがた、いろいろ勉強になります。おもしろかったなぁ。


このBUDDOKAN、4月28日で5周年。
何日間か、記念イベントもあるとのことですよ。
みんなでワッショイいたしましょう。


 

春の小料理屋


クッキング仲間の丸山ねえねが、いろんな友だちを一堂に会して、思うさま料理を振る舞う宴「春の小料理屋」が下北沢ARENAで開催されましたよ。
「小料理ねえね」とうたって、自宅で美味しいものをいろいろふるまってくれるねえね。
いろいろなところで何度かごちそうになっているけれど、そのポテンシャルの高さに毎度毎度うならされるわけです。

27日からの風琴工房の舞台が直前のため参加できなかった、同じくクッキング仲間の詩森ろばさんが「山にょレポート楽しみにしてる」とのことだったので、ざっくりまとめてみますよ。


前日のカレー居酒屋の酒がまだ抜けきらぬまま、夕方5時すぎくらいに下北沢に行って、買い出しと仕込みをちょっとだけお手伝い。
マッシュポテトつぶしたり、買い忘れたもの買いに行ったり。
とはいえそんなに手伝うこともなく、お先にハイボールなど呑みつつ、お客さんが集まってくるのを待つ。


R0014915.jpgR0014919.jpgR0014933.jpgR0014931.jpgR0014918.jpgR0014936.jpg
[おしながき]
□ピクルス
□きゅうりと蒸し鶏の和え物
□まぐろのカルパッチョ
□鶏といろいろ野菜のサラダ
□若竹煮
□バジルの鶏ハム
□ヤンソンさんの誘惑
□ローストビーフ
□ラタトゥイユ添えロールキャベツ
□鶏わさ
□ソフィーのラスク(山にょ)
□水菜と春菊と塩こぶのサラダ(山にょ)

たぶん、これで全部だったろうか。
食べそびれてしまったのもいくつかあったけど、はじから順に、まぁ美味いわけよ。


旬の筍、若竹煮。数日前から仕込んでいるツイートを見て、早く食わせろとワクワクしていたひと皿。
手間ひまかかった小料理屋の味だよ。


細く切ったジャガイモと玉ねぎ、アンチョビ、生クリーム、チーズをグラタン皿に敷き詰めて、オーブンで焼き上げた「ヤンソンさんの誘惑」。ウワサには聞いたことあったけど、これまたたまらんな。
「すごい簡単だよー」と言っていたが、下ごしらえの手間を隣で見てたけどなかなか面倒だよ。


「ねえねと言ったらコレ」のファンもたくさん、十八番のローストビーフ。
何度かごちそうになっているけど、ホント美味い。
つけあわせのマッシュポテトがまたたまんねえんだよ。
「ぼくマッシュボテトだーいすき!」と、心の声が出ちゃってたイイ大人の某噺家さんに、少し余った分を大きなスプーンであげたらキャッキャしていた。
カワイイ顔してたなァ。ポテ麿師匠。


ロールキャベツはラタトゥイユを添えて、そのまま食べるとコンソメベース、ラタトゥイユとあわせるとトマトベースと、二度楽しめるおいしさ。
新しく人が来るたびにあたため直して、ひとりひとつずつ食べられるというおもてなし。すばらしい。


受付や写真撮影など、スタッフとしていろいろ手伝っていたツジ太くんに「にいやん、ロールキャベツあとでもらって半分ずつ食べよう」と言われていたので、「これで最後だよー」と出てきたとき「ツジ太、きたよ!」ともらってキープしておいた。

ふと目を離したすきに、ツジ太がぜんぶ平らげていたよね......。

まだギリギリひと切れ残っていたので食べられたけど、あやうく絶交するとこだったぜ。あのウッカリめ。


「何品くらい出るの?」と訊くと「6~7品くらいかな。ま、ノリで!」とのことだったけど、ノリ良すぎだろ。
しかも最後のほう、遅れて来た人にはちょっとずつワンプレートに載せて出してくれるホスピタリティ。
すげえなぁ。

隣でちょこちょこ洗い物をしたりしていると、ピクルスや鶏わさやローストビーフなんかをひと切れつまみ食いさせてくれるのよ。
実はあそこがなかなかの特等席だったので、「洗い物手伝おうか?」と言う友だちに「や、大丈夫大丈夫!」と譲らなかったのはそういうわけです。

お酒もクイックイすすみ、終盤はDJツジ太のゴキゲンなナンバーでみんな大いに盛り上がっていたよ。


蒸し鶏とキュウリでなんか作って持っていこうか、なんて思っていたら丸かぶりするところだった。
水菜のサラダも、まぁかぶり気味ではあったけれど。
自分もいろいろ料理が好きで作ってはいるけれど、ねえねの作るものとはけっこう守備範囲がちがうのですな。同じ食材使っててもアレンジがちがったり。

春夏秋冬の季節ごとに一度開催していこうというこのイベント。
来月に自分も似たような企画をやるので、非常に勉強になったというか。
やっぱりちゃんと仕込みしておかないとダメだな、と思う。
そのへんの段取りをキッチリできるところが、ねえねの素晴らしいところだと思うのですね。

もう何度も言ってる気もするけど、ねえね、いっしょにお店やろうぜ!
(バンドやろうぜ、的なノリで。)

 

[酒場めぐり]やるき


去年の暮れにタモリ倶楽部で「インド人も日本人もビックリ!? 潜入!カレー居酒屋やるき」という特集をやったときのこと。
Twitterで盛り上がった友だちが周りに何人かいたのですけれど、「こんどみんなであの店行ってみようよ」とそのうちの一人が幹事を引き受けてくれまして。

そして本日、行ってまいりましたよ。
スパイス&ハーブ居酒屋 やるき

IMG_2034.jpg
18時に中野坂上のお店に集合ということだったので、仕事終わってダッシュで駆けつけようと思っていたら早めに上がれた。
30分前には中野坂上に着いたので、プラプラしてたら「クラブ湯」というカワイイ銭湯を発見したのでぶらりと入浴。いい湯だね。

風呂から上がったらちょうど友だちもやって来たところで、お店を探してみるもなかなかそれらしき店が見当たらず。
地図を見るとたぶんここだろう、というところには別の立ち呑みの店が。しかしよく見てみると、看板の塗装の下にうっすら「やるき」という文字が透けて見える。
お店に電話してみると「新中野に移転しました」ということなので、慌てて向かう。あばばば。
そういえばタモリ倶楽部の最後でも言っていたような。

R0014879.jpgR0014887.jpgR0014891.jpgR0014902.jpgR0014903.jpg
新中野の駅から徒歩5分くらいのところにみつけたお店は、予想したよりもキレイでオサレな雰囲気。
集まったのは全部で6人。うち、はじめましての人が3人。

とにかく気になったメニューをどんどん頼んじゃおうぜ、ということで、みんな遠慮なく頼み、食い、呑んだ。

□カレーキャベツ
□ポテトサラダ
□牛もつ煮込み
□まぐろとパクチーのカルパッチョ
□インディアンチーズポテト
□鶏の唐揚げ
□おでん
□ほっけ
□山芋磯辺揚げ
□パパド
□カレー焼きうどん
□ラムのカレー
□タンドリー風焼き鳥
□マハラジャピザ
□ラムステーキ
□キーマカレー

店長のトニーさんは「やるき茶屋」のキッチンで料理の修行をしたとのことで、メニューの並びもおもしろい。
そしてカレー居酒屋というだけあって、基本的にどのメニューもカレー味だったりスパイスが効いていたり。
山芋の磯辺揚げや、おでん・ほっけまでもがスパイシーなアレンジになっていたのですけど、はじから順に全部美味かった!!
パクチーを小皿でもらって、いろんな料理にトッピングするのもまた楽し。
最後にキーマカレーを。10段階の辛さのうちのレベル8でオーダー。
キレのある爽やかな辛みが鼻から抜けていき、相当腹いっぱいなはずなのにスプーンが止まらぬ。

美味かったなぁ。
美味かったんだよ。

正直、もっとオモシロ寄りというか、ユルくてグズグズな感じのお店で「なんだいコリャ」とワッキャキャするつもりで行ったのだけど、めくるめくスパイスの香りに思いっきり持っていかれた感じ。
もう腰ガクガクよ。
トニーさんの笑顔に一気にノックアウト。
おそるべしでありました。

また一緒に呑んだメンツもよかったんだな。
はじめましてだったんだけど、波長が合うというか。ゲラッゲラ笑ったよ。
そして食べっぷりがいいもんだから、いろいろ楽しめたし。
このメンツでまた集まろうぞ、ということになったよ。


やるき、また行きてえ!
いろんな友だち連れて行きてえ!

 

葛城事件

春っぽい空気の日。

20130417_katsuragi_f.jpg
THE SHAMPOO HAT『葛城事件』@下北沢ザ・スズナリを観に行ってまいりましたよ。

朝の終わりを猛烈に走る。
着ていた厚手のコートが重たくて小脇に抱えて疾走するがコートが厚手で重たくて結局また着る決断を取り電気のマンホールに足を滑らせパルコで購入した新品の革靴を恨む。
驚くほど街は無人で空は驚くほどに青く煙草に火をつけるタイミングだがあいにく先週から禁煙しており真冬の真昼へ猛烈に走る。これも仕事だからと厚手のコートを脱ぐ。
セルベゾフ。聞いた名前だ。別に彼を追いかけているわけではない。どこかで鯖味噌の匂いがしたが俺には関係のない話だ。 まだきっと間に合う。葛城事件。

ギュウとつかまれた胸がザワザワしたまま振り回される130分。
生々しい、人間がぶつかってくるよ。
痛え、いててて。
そしてネットリとした体温と湿度とザラッとした肌ざわりが伝わってくる。
うわあぁぁ。
すごかったですよ!

作・演出の赤堀さんがガッツリ役者として出演しているのをはじめて観たが、なんとも艶っぽいですね。どっしりしつつも情けなさが見え隠れする感じ、とても素敵。
そして今回舞台に初挑戦という新井浩文さん、おそるべし。
ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』の現場でご一緒したときも、ブラッと力を抜きつつもいつでもスパッと斬れる、みたいな空気をビンビン感じた。
Twitterでの発言から、はじめての舞台に対して新鮮に楽しんでる感じが伝わってきて、心があたたまると同時に「あの新鮮な気持ちを忘れてんじゃねえよ」と思うわけです。
ふう。


IMG_2028.jpg
そして夜は目の前のバーBUDOKANでバーテン業務。
今夜のおつまみは、豆とツナのサラダ。
缶詰のミックスビーンズと、粗みじん切りにした玉ねぎ、角切りのきゅうり、ツナ、ゆで卵をざっくりと和えて、塩コショウ・お酢・レモン・クミンシード・チリペッパーで味つけ。
酒のつまみにたまらんのですけど、コレをパンにのっけて食べるとまた美味しいので、ソフィーのパンをオプションでつけましたよ。
おかげさまで本日も完売。

今日もまたいろんな友だちが来てくれました。
スズナリで芝居観た帰りの人たちとか。
ワークショップでご一緒したみんなとか。

わたくしが中の人となってるCMが絶賛オンエア中の辛口エナジードリンク、RAIZINを持ってきて「コレつかってなんかお酒作って」というお客さんが。
ジンジャーの風味がガツンと効いたものなので、ジンジャーエール的な感じでジンを割って"ライジンバック"。
イエーガーマイスターを割ってみたら、不思議とコーラの味みたいになりました。これがなかなか相性よかった。
みなさんもどうぞおためしあれ。

どういうわけか、山にょの新しい芸名をかんがえよう、ということになったよ。
「山崎ニョッキ」「ヤマーにょろにょろ」とか。
......ええと、じぶんでかんがえます。

 

前に戻る 1  2  3  4  5  6  7