弁当記 #074


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2012.09.21

□大葉みょうが混ぜごはん
□鶏肉となすの照り焼き
□白菜千切り
□新しょうが
□ゆで卵

鶏肉焼いたあとのタレ&肉汁が残ったフライパンでなす焼いて。
ちょっと冷蔵庫から白菜出してるあいだに焦げてしもうた。
先日の料理教室があまり役に立っていない。

こんなとき隣に美人アシスタントがいたらなぁ。
裸にエプロンじゃなくてもいいので。

 

聴こえてる、ふりをしただけ



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つめこみの水曜日に観てきた、今泉かおり監督の映画『聴こえている、ふりをしただけ』@渋谷UPLINK。


少女サチが直面した「母親の死」
誰もが抱える"子どもの私"をあたたかく包み込む
喪失と再生の物語

不慮の事故で母親を亡くした、11歳の少女・サチ。周囲の大人は「お母さんは、魂になって見守ってくれている」と言って慰めるが、なかなか気持ちの整理はつかない。何も変わらない日常生活の中で、サチの時間は止まっていく。お母さんに会いたい。行き場のない想いを募らせるサチのもとに、お化けを怖がる転校生がやってくる―。
遺された者は、どう生きて行けばいいのか。深い喪失から立ち上がり、明日へと生きるためには、何を捨て、何を自覚しなければならないのか。
母との死別、そして新しい世界。11歳の少女が悩み、立ち止まり、再び新しい日常へと生きる姿を瑞々しく綴った本作は、大人を一度子どもに戻してから、子どもから大人にさせてくれる。


あたたかい眼差しで、丁寧に描かれた映画。
11歳の女の子たちの、それぞれの心のあり方が切なく美しい。
大人びた陰のある主人公サチと、無邪気で子供な転校生のノンちゃんの、コントラストで浮き上がるものがたり。

クライマックスのシーンで、サチのこころの動きを描こうと、粘って粘ってカメラを長回しにしている場面がとにかくすばらしい。演技を超えたなにかが、スクリーンから迫ってきた。


あと『ともだちのそうしき』『AKAT村の狼』でもご一緒した杉木隆幸さん(a.k.a.コタ)が、妻を亡くしてどんどん心のバランスを崩していく父親の役を好演していたのですけど、もうホントにすばらしく、ダメ。
この夏ちょいちょい一緒に遊んだり呑んだりして、瞳がビー玉みたいにキラッキラしてるときとドンヨリしてるときがあって、おもしれえ人だなァと思っていたのですが、その両極の感じがとても良くハマっていて、だんだんダメになっていく父親にとても説得力があった。

「コタ! しっかりして!」と何度言いたくなったことか。
今度会ったら言ってやらないと。


9月28日まで、渋谷UPLINKで上映してますよ。
こういう秀作は、ほんとにたくさんの人に観てもらいたいと思うのです。
関係者でもなんでもないですけど。




 

ギッチギチ水曜日


もりだくさんの水曜日。


今年の春くらいからはじめた殺陣教室、教えてくれる先生の舞台があったのでしばらく夏休みだったけれど、ひさびさに再開。
区民集会所のいい時間のところが予約取れなかったので、朝9時から11時まで。朝練だ。
今日から新しいメンバーも参加。ひさしぶりに木刀振るの、楽しいな。
でもやっぱりちょっと感覚鈍ってた。
もし殺陣習ってみたい、という方いましたら、気軽に連絡ください。
少人数で、ほめ上手の先生が丁寧に教えてくれるので、なかなか上達のスピードも速いんじゃないでしょか。


一旦家に帰ってシャワーを浴び、昨日の料理教室に行った感想を、興奮さめやらぬうちにまとめる。
一緒に参加した「男子キッチン」編集部のIさんがたくさん写真を撮ってくださったので、ネタには困らなかった。
いま思い出しても、つくづく楽しかったな。


渋谷のアップルストアに問い合わせてみたら、替えのバッテリーがあればすぐ交換してくれるとのことだったので、持っていく。
このまま使い続けてると爆発するんじゃないかと思っていたので、ひとまずホッとする。


渋谷の東急でやっている「大九州物産展」が楽しい、というウワサを聞き、ちょうど今日が最終日だというので昼めしどきにのぞいてみる。
明太子食べたいなー、豚骨ラーメンもいいなー、といろいろ迷ったが、鹿児島の萬來というお店のそぼろ&角煮弁当が美味そうだったので買って、屋上で食べる。
角煮、トロットロ。
超うまい。
ペロッとたいらげてしまった。はー。もうちょっとゆっくり食べればよかった、てくらいにがっついちまった。


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夕方から映画を観に行くことにして、それまでしばらく時間があいていたので、神保町のギャラリー福果でやっている、斉藤マリさんの個展「鼻クソにぎりしめてダンス」を観に行く。
以前ロリータ男爵の舞台でもご一緒した、看板女優の斉藤マリさん。
舞台の劇中で使われたイラストを映像などで観たことは何度かあるけれど、個展という形で絵をじっくり観るのははじめて。

やー。
おもしろい絵を描くな!

この顔あの人に似てる、なんてのもいくつかあったり。そしてひとつひとつ、タイトルのつけ方がまた秀逸。センスガール!
ちょうど会場にマリさんがいたので、しばしおしゃべり。
「山さんの顔も描きたくなる顔だね」と言われる。
描いて、描いて!

こんどの日曜日までやっているので、ぜひ観に行ったらいいと思うのす。


渋谷にまた戻り、アップリンクにて『聴こえてる、ふりをしただけ』を観る。
とても、胸に残る。
感想は、またあらためて。


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夜、猿楽庁の橋本長官のお誘いで、定期的に開催されている「王将会」に初参加。
いろんな人が15人くらい集まって、餃子の王将でただただひたすら食べて呑んでおしゃべりするという、なんとも素敵な宴。
こないだの日曜日「男子ごはん」餃子&チャーハンの回を見ていたらモーレツに餃子が食べたくなっていたのだけれど、まさに餃子欲でムラムラしているときに今日の王将会のお誘いメールが届いたので、ずっとガマンしていた。
餃子の王将はときどき行くけれど、いつもいろいろ食べてみたいと思いつつ、ひとりで行くことが多いので、なかなか食べられないメニューがたくさん。
まさにこういう時だからこそ頼めるものを、ここぞとばかりに。
まぁ、食ったね。
餃子、みんなで何人前食ったんだろ。
楽しかったなー。


腹パンッパンになっての帰り道、このまま家帰っても消化しきれんなと思い、家の近くのカラオケ屋にとびこんで、腹ごなしのひとりカラオケ。
歌ったよ。
間奏のあいまに次の曲の予約を入れて、ひとりなのに常に2,3曲は予約が入っているという。1時間ほとんど途切れることなく。
まったく、これだからカラオケ多動症は......。


はー。
ギチギチに詰め込んだ1日でありました。
予定も胃袋もカラオケも。


 

男子!キッチン!


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角川マガジンズから出てる「男子キッチン」編集部の方に誘われて、パナソニック×ABC Cooking Studio「初めてのホームベーカリーレッスン」の体験教室に、読者代表として参加させていただくことになりまして。行ってきましたよ。
手ぬぐい巻いて、前かけしめて。酒房山にょのスタイルで。


パナソニックのホームベーカリースチームオーブンレンジを使って、いろいろな料理を作ってみよう、というこの教室。

[メニュー内容]
□ピザパン(ボロネーゼ)&アンチョビトマトプチパン
□スパイシーチキン&ポテト
□バーニャカウダドレッシングのサラダ
□生チョコプリン

4人ひと組でひとつのキッチンを使い、先生がマイクとモニターを使いながら指導してくれるなか、上記のメニューを作ってみる。
自分のほかには「男子キッチン」編集部の男性がもうひとり、また別の料理雑誌の編集部の男性が2人のチーム。

隣にはクッキングスタジオのアシスタントの方たちがいて、ちょこちょこアドバイスをしてくれたり、食材や調味料を準備してくれたり、使い終わった計量カップを洗ってくれたりするのでとてもラクチン。

いつも酒房で料理をふるまったりして、よく「どこで料理覚えたの?」などと聞かれるけれど、特に飲食店で働いたりした経験もなく、完全に自己流なんす。
なので包丁さばきとか非常にあぶなっかしいので、あらためて見られながらやるなんて正直緊張するワ、と思っていたけど、美人アシスタントさんたちに「手際がいいですね〜」とチヤホヤされて完全に調子にのる。
この......ホメ上手!

普段、調味料や油の量、火を入れるタイミングもテキトーにしかやっていないもので、
「ではここでオリーブオイルを大さじ3杯いれまして......」
「塩を小さじ半分ふって......」
「赤ワインをお鍋に入れる前に一度火を止めます」
など、細かい手順が非常に新鮮。

たしかに、そうなんだよな。
ちゃんと理にかなっている手順だから、「ちょっと焦げついちゃったけど、まぁいいか」みたいなことにはならないわけで。
自分で同じメニュー作っても、毎度毎度味が違ったりするもんな。

あと、ホームベーカリーやオーブンレンジを使って、たとえばこっちでジャガイモを加熱しているときに並行してバーニャカウダのソースを作る、なんてことができるからとても効率がよい。


そして発酵させたパン生地を丸くのばして、あら熱とったボロネーゼソースを広げてオーブンで焼く、という行程がまた楽しい。

実家がパン屋なんですけど、うちは経営をしているだけ&自分が実家を離れてからはじめたお店なので、パン作りの過程をのぞいたり手伝ったりしたことは一度もないのですね、実は。

パンは奥が深いから......と構えていたふしがあったのだけど、ホームベーカリーがあるとこんな簡単に楽しめるんだな、と思うと手軽でいいですナ。
こんなことまでホームベーカリーでできるんだ、と驚いたり。
餅ついたり、ジャム作ったりもできるみたいですね。すげえな、文明。
ちょっとパン屋、商売上がったりだよ!


そんなこんなで、生チョコプリンのチョコレートをつまみ食いしたりしながらワイワイ作り、できあがった料理をみんなで試食。

......う、うめえ!
......うめ、うっめえ!

パン、モッチモチのフワッフワ!
ピザパンの仕上げに振ったパセリが「お好み焼きの青のりみたいですね」と言われたのはいつものクセだ。ご愛嬌ってことで。

パンを食べては「ワイン! ワインちょうだい!」、チキン&ポテト食べては「ビールちょうだい!」と。いちいちやかましい。


とまぁ、ザッと感想書きなぐりみたいなレポートになってしまいましたが、非常に楽しかったですね。
盛りつけも含め、普段こんなに細やかな作り方したことないので。勉強になりました。


また料理教室あったら行ってみたいぞ。
ちょっとレベル上がったでしょうか。
こん棒でぶん殴る戦い方しかしてなかったのが、ちょっと弓矢も使えるようになった、みたいな感じか。

♪テレレレッテッテッテー。(レベル上がった音)


 

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