欲望の食卓


R0011776.jpg欲望の食卓」というドラマが以前ありまして。

96年ころに日本テレビ系列で放送していた深夜ドラマで、1話完結の3本のオムニバス。

ひとつは、鈴木砂羽さん演じる若奥様が料理を作っている姿を、田口浩正さん演じる住み込みの書生さんがじっと見つめるお話。
ひとつは、美食家の吹越満さんが、大塚寧々さんに美味しいものを食べさせ太らせようとするお話。(ちょっと記憶が曖昧)

いちばん好きだったのが、罪を犯して逃亡している容疑者の石橋蓮司さんが、行く先々でメシを食べているさまを、張り込みの刑事たちが見つめては、毎度毎度お腹をすかせる、というお話。

なかでも「立ち食いそば屋で、たぬきそばをすすったあと、まだ天かすとネギが浮かんだつゆに白めしをぶっ込んで、茶漬けのようにしてサラサラいただく」という話がすごく印象に残っていて。
石橋蓮司さんが、コレまたうまそうに食べるんだ。

それ見た翌日にすぐ立ち食いそば屋に行ってマネをしたものです。

たまに無性に食べたくなるのですね。
んで、本日の昼めしは、社員食堂でたぬきそばライス。まんぞく。


あのドラマ、ホントおもしろかった。キャスティングも素晴らしかったし。
「深夜食堂」「孤独のグルメ」が好きなひとにはたまらないと思う。

もっかい見たいな。再放送か、DVDにならないでしょうか。

 

弁当記 #019


R0011775.jpg2012.02.23

□隠しのり弁
□明太オムレツ
□キャベツ千切り
□ウインナー
□にらおひたし
□きゅうりピクルス


下北沢に「三福林」という定食屋があったのをご存じでしょうか。

「肉なすピーマン炒め」「豚キムチ」など、ちょうどいい感じの家庭的なメニューを、丁寧な仕事ぶりで食べさせてくれるとてもイイお店だったのだけど、5年前くらいに閉店してしまった。

舞台を見たあとや、稽古帰りによく立ち寄っていて、閉店の知らせをあとから知ったときは非常にショックだった。

そこでよく食べたのが「明太オムレツ」。千切りのキャベツといっしょに。

あの味はとても再現できないけれど、なつかしい気分になるのです。

 

カリオストロの探偵は城のBARにいる


aru0002s_l.jpgtantei_bar_1_1b.jpg早稲田松竹にて「カリオストロの城」と「探偵はBARにいる」の二本立て、見てきました。

「カリオストロの城」をちゃんと見るのは何年ぶりだろうか。
小学生のとき、母が非常勤講師で働いていた高校の学園祭で上映会をやっていて、それを見たのがたぶんはじめて。

いやあ、まるで古びない。ワクワクする。
でかいスクリーンで楽しめてうれしい。
「奴はとんでもないものを盗んでいきました。」て、銭形のとっつぁんの名台詞を聞けてうれしい。
ミートボールのスパゲッティ食べたくなる。

いっしょに見に行った友だちは、クライマックスあたりでウトウトしちゃったらしく、「あの悪いおじさんは最後どうなったの?」と訊いてきた。悪いおじさん、て。


「探偵はBARにいる」は、前にも映画館で見たけれど、おもしろかったのでもう一度見たいなと思っていた作品。

大泉洋さんは色気がありますなァ。松田龍平くんとのコンビもいいバランス。
そしてジンギスカン食べたくなる。


早稲田松竹は大学生のころからよく通っているが、見逃してしまったちょっと前の作品や、「アレもう一度映画館で見たい」てのを、二本立てでやってくれるのでとてもイイ。
今回もそうだけど、またその組み合わせが絶妙だったり。

最近だと「ゾンビランド」「キック・アス」がよかった。ここ数年の個人的スマッシュヒット2作品。
あと「(500)日のサマー」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の、「小悪魔女子に翻弄された男子がカラオケで絶唱する特集」とか。
ちょっと前だと「KILL BILL vol.1」「座頭市」の、「二本立てで何人斬り殺されてんだ特集」とか。

これからも楽しみにしております。

 


ドラゴン・タトゥーの女


small_gwdtposterfinal.jpg日曜日。

GCGMおわり、腹パンッパンにふくれて一度帰宅。
ちょっと吉祥寺に用事があったので、腹ごなしに映画でも見るか、と「ドラゴン・タトゥーの女」見てきた。

デヴィッド・フィンチャー監督作品だということも、映画館に行ってはじめて知ったくらい、まるで予備知識を持たずに見たのですが。

これがまあ。
すっげえおもしろかった。


40年前に起きた、富豪一族の娘の失踪事件を追ううちに、連続猟奇殺人事件と関わっていくという。
ちょっと横溝正史や、京極夏彦を彷彿とさせるようなストーリー。原作もちょっと読んでみたくなる。

とにかくデヴィッド・フィンチャー独特の映像美とスピード感でグイグイひきこまれ、2時間半もあったのか、と終わってからおどろいた。


主人公と一緒に事件を追うことになる、リスベット役のルーニー・マーラに釘付けになる。
なんだ、あのツンデレ。すげえ強くて、危うい感じがすげえかわいい。猫っぽいね。



吉祥寺の映画館は誕生月割引があるのでイイですね。

どこの映画館でもやってくれたらいいのに。

 

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