ネバーランドへGO! GO!


水曜日。

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午後から東京国際フォーラムに行って、NTTドコモ ファンタジースペシャル『ピーターパン』を観に行ってまいりましたよ。

演出・潤色はKAKUTAの桑原さん。
この春に参加したKAKUTAのワークショップ「春のみっちりひまつぶし2013」でご一緒した、唯月ふうかちゃんが、あたらしい9代目ピーターパンに。
これはぜひとも見届けなくてはなりませぬよ。


まずタイムテーブルを観てみて、11時開演と15時半開演の2回公演というのでフェッと思う。なんでじゃろな、と思ったけれど、劇場に行ってみてなるほど納得。
子どもたちでいっぱいでした。そうか。夏の子どもは朝早いものな。
いい年齢の山にょはBUDOKAN明けで12時くらいまで寝てたけどな。

なかなか観ないタイプのお芝居でしたが、これがなんともまぁ。
魂ゆさぶられました。
歌と踊りと、笑いと涙と。
広い劇場を縦横無尽に飛び回るピーターパンの姿に胸熱くなりますた。
子どもたちの心をグッとつかみつつ、連れて来ているお父さんお母さん世代に刺さる小ネタなんかもはさんだり。

子どもたちがとにかくニッコニコしていて、それを見ているお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんたちもまたニッコニコしている。
小さいころにああいう舞台が観られるって、すばらしい。


9代目ピーターパンはとても堂々としていました。ワークショップで会ったときは、女の子女の子したかわいらしい感じの子だったのに、すっかり少年の顔だちと声に。たしかに物怖じしない子ではあったけど。あの子、すげえよ。

そして周りを固める、KAKUTAの成清さんやヨウラさんをはじめとする、小劇場界隈のみなさんがまたカラフルで楽しい。
"狂犬"の異名をもつ海賊役を演じる今奈良さんにもうしびれっぱなしでした。ゴリラせんぱい、かっこいい!


ふう。
おれも飛びてぇ!
 


丑の日酒房



朝7時ころの高速バスに乗って、東京へと戻る。
時間かかるけど、思いのほか快適&安上がり。なぜ、今まで高速バスに乗るという選択肢を考えたことがなかったのでしょう。
しかし今回の2泊3日の帰省はいろいろもりだくさんだったな。
たくさん酒も呑んだ。またときどき帰ろう。


土用の丑の日。
うなぎ食いてエな、と思って酒房山にょを開くことに。

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[本日のおしながき]
□枝豆
□塩昆布きゅうり
□うなぎ肝串焼き
□バターチキンマサラ&ナン(おみやげ)
□雷豆腐
□うなぎまぜごはん&とろろ

うなぎ肝串焼きと蒲焼きは近所のお店で買って来て。
蒲焼きはざくざく切って、炊きたての麦ごはんにまぜて、山椒をふって。
最初はそのままで、二杯目はとろろをかけてうなとろめしにしていただきました。おいしゅうございました。夏のスタミナ!

バターチキンマサラは、こんどの日曜日に迫った西荻スイッチのカレー祭りに参戦するねえねが、試作品として持ってきてくれました。
うまいよ!コレ!


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今日はまた『あまちゃん』ヘビーウォッチャーの友だちが揃ったので、先日事務所のイトーさんがNHKに行ったときに買ってきてくれた、リアス先輩Tシャツを着てお出迎え。

胸に「北鉄」ロゴ、裾に「あまちゃん」ロゴ、背中に「リアス先輩」イラストをシルクスクリーン印刷。5.6オンス、首リブダブルステッチ。

「大吉っつぁんがYシャツの下に着てるやつだ!」とすぐわかる、通なヤツらだったよ。

発売中の『あまちゃん』特集の『CUT』が、どこの本屋に行ってもなかなか置いてない、という話。たしかにないんだよね。
もうすでに手に入れた友だち曰く、どうも「ちょいちょいネタバレっぽいことも書いてあるから、気になるようなら終わるまで読まないほうがいいかも」とのことでした。

右ヨシ!
左ヨシ!

 
 

GMTで桐島


朝、『仮面ライダーウィザード』のオンエアを観る。
家族みんなで、やいのやいの言いながら。
まさにこないだの『あまちゃん』の「おめでた弁護士」をみんなで観る、みたいなシチュエーション。まぁ、照れるわナ。
これで出番がカットされてたらどうしよう......という不安もあったのですが、大丈夫でした。
ヤングなぎら健壱みたいな格好した、アンティークの玩具にハマるろくでなし父親役。


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午後から、上越映画鑑賞会の上映会へ。
うちの地元にはシネコンがひとつあって、メジャーな作品はそこで上映されているのですが、いわゆるミニシアター系の作品は観られないのですね。
この上越映画鑑賞会という団体が中心になって、上越市で未公開の良作を上映する、という。すばらしい会ですね。

今回の作品は『桐島、部活やめるってよ』。
もう映画館で2度観ているのですが、ちょうど最近『あまちゃん』で、いろんな"桐島出身組"の人たちを観ていて、ひさしぶりに観たいなー、と思っていたところでした。
そしてこの作品を、現在稼働している映画館としては日本最古レベルの「高田世界館」という映画館で、フィルムで上映するというので。
そりゃ、行くよ。

とにかくすごく雰囲気があって素敵な映画館なのですワ。
上映前に映写室を見学させてもらったり。
『ニューシネマパラダイス』や『イングロリアス・バスターズ』を思いだしますね。
たまにロケ地として使われたりしているみたい。


ひさしぶりの『桐島〜』は、クサクサとくすぶっていた高校時代をすごした地元で観るというのがまたなんとも感慨深い。
中学のころの友だちに誘われるがままなんとなくラグビー部に入ったけど、もともと運動神経がない上にチームプレーが苦手だったので途中で辞めてしまい。
放課後は「パトロール」と称していろんな書店をめぐってエロ本を立ち読みして帰る毎日、という。
なんともしょっぺえ高校時代だったよ。

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そんな放課後のことなど思いだしながら、ぶらぶらと散歩して帰る。
高田公園のお堀の蓮がどえらいことになっていた。

なんというか、以前は地元のことが正直あまり好きじゃなかったけれど、今回帰っていろいろなことを新鮮に感じたり、懐かしい風景に胸を熱くしたりするようになりました。
『あまちゃん』観るようになって、地元っていいなと思えるようになったのかも。

酒と米と魚が美味しくて、のどかな風景が広がっていて、いいところですよ。
わが街は上越は。
 


帰省と告白


土曜日。
お正月以来ひさしぶりに実家に帰省。

東京駅で駅弁買って、新幹線で缶ビール呑みながら旅気分。いつも駅弁どうしようか悩むんだけど、結局崎陽軒のシウマイ弁当にしてしまいがち。いつでも近場で買えるんだけどね。
新幹線で越後湯沢駅まで行って、そこからほくほく線というカワイイ名前の線に乗り換えるのですけど、缶ビールでいい具合になってウトウトしてしまい、気がついたら越後湯沢は通り過ぎておりました。
やっちまったよ......。
まぁ、長岡駅からいつもとちょっと違うルートで帰るのもまた楽し、という気ままなひとり旅だったのですが、迎えに来てくれた父からは「まったくお前は......」と言われるよね。

晩ごはんは、母が仕事で遅くなるというので、スーパーに買い出しに行って酒房山にょ@実家。
お姉ちゃんにいろいろ野菜を刻んでもらったり、アシスタントをお願いしたのですが、非常に丁寧な仕事ぶりで大変助かる。


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[本日のおしながき]
□枝豆(姉作)
□味つけたまご(母作)
□鰹刺身&たたきのサラダ
□瓜の冷製あんかけ(母作)
□アスパラと舞茸のオイスターソース炒め
□豚冷しゃぶ
□帆立の炊き込みごはん
□きゅうりのピリ辛浅漬け(母作)

鰹の刺身とたたきがスーパーで安かったので、オニオンスライス・トマトを下にしいて、大葉とみょうがの千切りをのせて、おろし生姜とお酢と醤油とごま油のたれをかけて。作りなれているおなじみメニュー。
行商のおばさんから買ったという、穫れたて完熟トマトがたいへん美味しい。

瓜の煮物、帆立のあんかけ。冬瓜みたいな瓜なんだけど、なんか聞いたことない名前のやつだった。なんだっけか。

豚冷しゃぶ、もやしと豆苗をサッとゆがいたのを下に敷いて。大皿でドンと出すとごちそう感あるね。

板ずりしたきゅうりをざくざく切って、塩と粉辛子をもみこんだ浅漬け。コレ美味かったな。マネしよう。


今回の帰省、ひとつ家族に大事なお話をするミッションがありまして。
実はわたくし。
派遣社員として長いこと働いていた仕事を、昨年の12月に辞めたのですね。

今年1月の舞台『撫で撫で』の稽古がはじまる前、「しばらくの間あまり出勤できなくなります」という話をしたところ「じゃあ12月いっぱいの契約ということで......」と、契約が更新されなかったのがきっかけだったのですが。

そもそも俳優としての仕事がなくても、派遣の収入でギリギリやってはいける生ぬるい状況のなかいつまでやるんだろう、ということをボンヤリ考えていたので、これはもしかしたらいいきっかけかもしれないと思って、背水の陣で俳優業を続けていく覚悟を決めたわけです。

とはいえ、37歳にして定職を失うことに対する不安を、遠く離れる家族に伝えて余計な心配をかけたくなかったので、ある程度自分の生活が軌道に乗るまでの半年は黙っていようと思い。
ちょこちょここの日記を読んでる母からは「こんなに平日の昼間っから芝居観たりして、最近仕事はちゃんとやってるの?」と完全に怪しまれてましたけど、適当にごまかしたりしていました。ま、気づくよね。

本業のほうでもある程度仕事が回るようになってきたり、生活も不安定ながらもまぁまぁ安定しているので、ぼちぼち話してもいいタイミングかなと思い、ごはん作ってご機嫌うかがいながら告白したんすワ。

本当に納得してもらえたのかどうかはわかりませんが、ひとまず胸のつかえが取れてホッとした次第です。

「このまま東京に戻らず、パン屋の仕事手伝ったほうがうれしいんだろうな」と、なんだかしぼんだ父の姿を見て思うところもあるけれど。
もう肚くくっちゃったから。
すまぬ、父よ。
親不孝者だなと思ってはいる。


電車のりすごしてる場合じゃないよな。
気持ちも新たに、精進いたします。

みなさま、どうぞ生あたたかい目で見守ってくださいませ。

 


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