生きている家


土曜日。

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前田花男くんが主宰する劇団、ゲイシャフジヤマNo.1の公演『生きている家』を観に行ってまいりましたよ。


片田舎の古い日本家屋に暮らしながら認知症になった父親の面倒をみている男がいる。
腹違いの弟は高校卒業と共に上京してしまい、ここ数年顔も合わせていない......。
父の死により生前の父の想いと弟の言い分、そして遠い昔に仕舞込まれていた兄の願いが溢れだす......「母親を殺したのは自分だ」。
引きずられた想いが生む擦れ違いの繰り返しは、あるべき関係を崩し噛み合わぬまま時を回す。
しかしそれでも―、

ゲイシャフジヤマNo.1の第三弾は!!とある男家族の後悔と願いと想いを、狂言作品である梟山伏(ふくろうやまぶし)をモチーフにして、シリアスにそしてコメディを意識して創り上げる!!


去年の暮れに観た第2回公演『ラブサードホテル』の、男子の妄想がみっちり詰まったようなカラフルな作風からガラリと変わって、心のひだをしっとり丁寧に描いている印象。
花男くんの生真面目で素直な人柄がそのまま投影されていたよ。
前回も今回も、しっかりと作品に体重をのっけている感じがすばらしい。


あいつめ、やりよるな!
ナイスガッツ、センスボーイ!!

 

酒と肴とスパルタンX


先日、お友だちのウヌマちゃんと内田くんのステキご夫婦が、BUDOKANに遊びに来てくれたとき。
「今度うちでごはん食べながら、ジャッキー映画の上映会やりましょうよ」というなんとも楽しいお誘いをいただく。
そりゃ、行くでしょ。
ホイホイ、ホホホイ。

んで、また別の友だちと待ち合わせをして一緒に行くことに。
前にもご夫婦のおうちに遊びに行ったことがあるとのことなので、駅前で買い出しをしてからバスに乗る。
するとバスに、何度もお世話になっている舞台の制作さんが乗ってきまして。
そういえば以前ウヌマさんと一緒に舞台やってたなと思い、もしかして一緒の会に行くのかな、と声をかけたら、たまたま最寄り駅が一緒とのことで。「あれ......でもウヌマさんち、たしか逆だよ」とのこと。ちがうバスに乗るところでした。あぶねえ......!

最寄りのバス停に着いてからも、なかなか家が見つからないという軽い珍道中も楽しみつつ、おうちに着きました。2人で住んでいる古い一軒家は非常に素敵。いいなー、一軒家。
二階の客間に上がって、宴ははじまったよ。

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[おしながき]
□にんじんサラダ
□ささみとれんこんときゅうりの和え物
□白身魚とたこのカルパッチョ
□ゴーヤチャンプルー
□サモサ
□すいか
□ゴーヤ佃煮とトマトのそうめん

はじから順に全部美味しい!

オレンジとレーズンと玉ねぎが入った、さっぱり甘酸っぱいにんじんサラダ。いくらでも食べられるワイ。

蒸し鶏とれんこん、きゅうり、大葉、みょうが。たっぷりの胡麻。れんこんの歯ごたえがなんともたまりませぬ。

旦那さんの内田くん作のカルパッチョ。海にもぐって魚をモリでついてはさばくというウワサの内田くん。「これも獲ってきたやつ?」と訊くと「これはスーパーでついてきました」とのことでした。でも慣れてる人のやり口だ、これは。
魚が獲れて、料理上手で、嫁がかわいくて、名前は龍。
おい、いろいろズルいぞ内田くん!

ゴーヤチャンプルー、このゴーヤの厚みがまたたまらんね。うまーい!

揚げたてサモサをはふはふ言いながらかぶりつき、ビールで一気に流し込み。ゲップでみんなにセイハロー!たまんねえ!!

クーラーボックスでキンキンに冷やした、まるまるでっかいすいかを目の前で切ってくれました。今年初なので背がのびた。うまーーい!!

「お昼の残りなんだけど......」と、おそうめんに甘辛ほろ苦いゴーヤの佃煮とざく切りのトマトをのっけてでてきたやつ。もうおなかいっぱいなんだけどついつい箸がすすみます。


そんなこんなの美味しいおつまみを食べながら、ビールを呑みながら、大きなスクリーンでプロジェクターでの映画上映会。
ときどき友だち招いてやっているとのことなのですが、今回の作品は『スパルタンX』。
小学生くらいのころに土曜ゴールデン劇場でやるたびに観ていたジャッキー映画。
ああ、この場面あったあったと断片的に憶えている場面もいくつかあったけれど、けっこう忘れていて新鮮な気持ちで楽しい。
というか、今観るとツッコミどころがたくさんで。
ジャッキーの顔芸とか。
ユン・ピョウの衣裳のダサさとか。
メイクのせいなのか、サモハンがおばちゃんにしか見えないところとか。
「乳首ポッチンしてる! 乳首乳首!」
等、みんなでギャンギャン騒ぎながら爆笑して観る。
そして派手なアクションがバチンと決まったところでは拍手喝采。




やー、超たのしい!!
いいなあ、プロジェクター。
うちでもやりたい。酒房で上映会。

翌日に映像のお仕事だったため、あまり深酒できなかったのが心残りなので、また是非おじゃまさせてくださいな。

今度はナニ上映する??

 

風立ちぬ


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夜、観てきましたよ。

先入観を持たず素直な気持ちで観られるよう、なるべく前情報や友だちの感想を入れないように。
ふう。

大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。

うつくしい映画でありました。

観終わったあとの友だちの第一声、「宮さん、飛行機好きね......」。本当さね。
空を飛ぶシーンのすがすがしさ、伸びやかさと、主題歌の『ひこうき雲』がなんとも気持ちよい。
夕焼けの色合いとか。
高原の緑のグラデーションとか。

けれどただただ面白い、きれい、で終わらない。
じわじわと残る胸さわぎと切なさと。
庵野監督の声のお芝居がまたすばらしい。

生きねば。

だ。


映画観終えたあとはちょっと一杯ひっかけて帰ったのですけど、奇しくもその頃TVでは『天空の城ラピュタ』の放送が。
ツイッターをさかのぼったらあちらこちらで滅びの言葉が。
そんな軽々しく言ったらイカン!
目がつぶれるよ!

 

きっと、うまくいく


8月1日。映画サービスデー。

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先月観ようと思ったけど結局観そびれていた、インド映画『きっと、うまくいく』が新宿シネマカリテでロングラン上映していたので、観に行ってきましたよ。


行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。


ボリウッド映画の概念を覆す、というふれこみはほんのり聞いていたけど、あらすじや細かい情報はあえて耳に入れないようにして観てみた。
けっこう長かったけど、インドだと途中で休憩が入るのだね。
そういえばインドで映画観た時もそうだった。
あちらこちらの映画好きの友だちが、こぞって絶賛していたのもなるほど納得。
インド映画歴代興収No.1なのか。すげえな

ほとばしるエナジー。
鮮やかな色彩。
おもしろい顔。

隣の席の男の子が、唄い踊る場面でノリノリになって身体を小刻みに動かしていたけれど、もっと踊りたそうだった。
その気持ち、わかる。わかるぞ!
拍手喝采しながらヤンヤヤンヤと観たかったよ。
これは、今度の吉祥寺バウスシアター爆音上映リクエストしなくちゃ。


インドに行きたくなっちゃった!


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