スプリング、ハズ、カム

1日、映画サービスデー。

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今年に入ってから、引っ越しの準備と片づけなどで映画館で映画を観る時間がなかなかとれず。
今日はちょうどぽっかり時間が空いたので、吉野竜平監督『スプリング・ハズ・カム』を観に行ってまいりました。
映画サービスデーに加えて、吉野監督と主演の柳家喬太郎師匠・石井杏奈さんの舞台挨拶もあるということで客席はギュウギュウ。

璃子(石井杏奈)は東京の大学に通うため、広島から上京して一人暮らしをすることになった。二月のある日、部屋を探すためシングルファーザーの肇(柳家喬太郎)と二人で東京を巡り、そこで出会う人々とのふれあいが二人の心にかけがえのない記憶を焼き付けていく。璃子はぶっきらぼうだが人情味あふれる父の愛を知り、また、亡き母が愛した一人の男性として父を見直す。一方、肇は少女から大人の女性へと成長する娘との別れを覚悟するのだった。

この春で、上京してきてからもう23年も経つということを思うと心がザワつく。
思い返せばちょうど大学の合格発表をいっしょに見にきた父親と、その足で西武新宿線の野方駅にある不動産屋にとびこみまして。アパート探しのことなど何もわからなかったので、いちばん最初に紹介された物件で「これでいいか」と、内見すらせずに即決したことを思いだしました。
今思うとすげえな。日当りの悪さをのぞけばそんなに悪い物件ではなかったけれど。

上映前の舞台挨拶で「観終わったあとに家族と話がしたくなります」と言っていたけれど、なるほどな納得。
あと、ECHOESのマネージャー兼俳優の信國さんがオカマちゃん役で出てたのですが、いい具合に気持ちわるくてよかったです。
心あたたまる映画でした。

もうすぐ春、かぁ。


 

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