マッタリきんぴら


バーテン修行、6日目。

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今夜のおつまみは、イタリアンきんぴら。
酒房や出張料理など、いろんなところで何度か作っているこのメニュー。
魔法使いの杖みたいなごぼうがスーパーで安かったので作ってみたよ。

1 ごぼうをピーラーでうすくシャッシャとささがきにして、軽く水にさらしてアクを抜きます。
2 にんにく・鷹の爪を入れたオリーブオイルをフライパンで熱し、香りがでてきたところでアンチョビを入れます。
3 フライパンでごぼうを炒めて、塩コショウで味を整えます。
4 仕上げに乾燥バジルを振ってできあがり。

ペペロンチーノと同じ要領ですな。
ワインはもちろん、ビールにもハイボールにも合うオールラウンドプレイヤー。
パスタにからめても、パンにはさんでもまた美味いんよ。


今日はすこぶるマッタリしておりました。
前半は友だちが来て、『雨上がりの夜空に』聴きながらきんぴらつまみ、いろんな話をゆっくりしゃべる。
後半はひとりの時間も長く、カクテルの教本を読んでお勉強したり。

なるほど、こういう夜もあるのだね。
嫌いではないけど、さすがに毎週こんな感じだと困っちゃうな。

平日火曜日の夜というとなかなか深酒しにくいかもしれないですけど、来週はナント休日前夜ですよ。
おつまみナニ作ろうかしら。

呑もうぜ!

 

居酒屋551


今年にはいってはじめての映像のお仕事に来ましたよ。
関東の某所にて撮影で、ロケバスにゆられて行きました。
個人的に大好きな場所での撮影だったので、もうテンションが上がっちゃってまァ大変。
ハァハァしたよ!

そして昔からお姉ちゃんのように慕っている先輩や、共演はしたことないもののときどきオーディション会場などで一緒になってヨタ話をする友だちなども一緒のチームにいるので、非常にリラックスした感じで臨めましたよ。


撮影自体はサクサクすすみ、明日も午前中から集合してリハーサルということなので、今夜はみんな現場ちかくのホテルに宿泊。

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「コンビニでお酒買って、軽く部屋呑みしようぜ」ということに当然なりますわナ。
じゃあサッとシャワー浴びて汗流したら、23時に551号室の○○くんの部屋に集合、ということに。
居酒屋551、開店。
みんなそれぞれ買って来た獲物をテーブルに並べるなか、小劇場界隈でお料理上手というウワサが伝わってきたことのある某女優さんが、ちょっとしたつまみを準備して持って来てくれて俄然盛り上がる。


セロリとにんじんの野菜スティックに、豆腐と味噌と唐辛子で作ったディップを添えて。

新玉ねぎとキャベツ・わかめを、たまごかけごはん用のお醤油でいただくサラダ。

乾燥した枝豆をお出汁で戻した「秘伝豆」。
これ実家の方でお正月に食べるひたし豆に似てる。超超超大好きなんだよ。


こんなに充実した部屋呑み、はじめてよ。
ディップと豆はあらかじめ作ってタッパに入れて、お野菜と一緒に持ってきたとのこと。
「小さい包丁をコンビニで買おうと思ってたら売ってなくて、カッターでどうにかした」と言ってた。サバイバル!
前に米どころで泊まりの撮影をしていたとき、小さい炊飯器を持って行って現地でお米を買って、部屋で炊いて食べてたとのことだった。
どんだけ食べ物に対する執着強いのよ。


「それぞれどのジブリ作品が好きか」「最後の晩餐に何を食べたいか」等々いろいろしゃべる。
今回の現場ではじめてご一緒する人たちとも、一気に距離が縮まった。
まぁ翌日の撮影に響かない程度に、と思いつつも、一日の疲れもあっていい具合に酔っぱらった。部屋に戻ってバタンQで寝る。


はぁ、部屋呑みたのし。
俺も今度泊まりの現場があったら何か仕込んで持って行こう。
撮影の醍醐味のひとつでございます。

 


秘を以て成立とす


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マネージャーのツネ氏に勧められて、KAKUTA『秘を以て成立とす』@シアタートラム、観てまいりましたよ。


「知らなくていいの?・・・このクリニックには、秘密があるのよ」

関東近郊にある、町の小さな診療所・守田クリニック。

そこは半年前の「ある出来事」をきっかけに医師が体調不良に陥り、長期休診していたが、近頃ひっそりと診療を再開した。
近隣住民の間では「ある出来事」についての悪評が近所で出回っており、診療再開を強く非難する声もある。よって再開後も患者はほとんどおらず、この経営難がしばらく続くことを予測した医師夫妻は、両親から譲り受けた母屋の空き室に下宿人を置くことにした。

初夏。周囲の批判にさらされながらも再生の一歩を踏み出したクリニックは、元通りの生活を取り戻せたかに見えた。少なくとも、普通の日常を成立させる程度には。

だが、守田クリニックには秘密がある。

「ある出来事」は、その秘密を生み出したきっかけに過ぎなかったのだ――― 


芝居をはじめてまだ間もないころに出演した『ラフカット'97』で、オムニバスの別の話ではあったけれどご一緒した桑原裕子さん。
その後いろんな舞台に出演している姿を拝見してはいたものの、作・演出するKAKUTAの舞台は観たことがなかったのですね。

この不義理をなんとも後悔したよ。
非常に面白かった。はじめて観たKAKUTA。
なんでこれまで観てこなかったかな。


ネタバレになってしまうとなんともアレなので、奥歯にはさまったような感想になってしまいますが。
序盤のゆるやかに流れるウェルメイドな空気感から、一転してドロリとした世界へと変わる瞬間に胸がザワッとした。
そのあとの展開で、序盤に描かれていた伏線の細かさを思い知ることになる。
ピシリピシリとピースがハマっていくような。
こういうの、好きなんだよ。
あと、もともとお姉ちゃんっ子なもんで、姉と弟のお話には弱いんだ。

リピーター割引というのをやっていて、チケットの半券を持っていくと安く観られるというのもなるほど納得。
もっかい観ていろいろ確認してえよ、こりゃ。


はー。
終演後、頭がゴインゴインとなったので、下北沢まで歩いてBUDOKANで一杯ひっかけてクールダウンして帰る。

なんだろ。
舞台っておっもしれえ。
最近あらためて思ってばかり。

 

わかめ酒房


今年最初の映像のお仕事が決まりまして。
とあるドラマのお仕事。なかなか面白そうな役で、とっても嬉しい。
また情報公開になったらお知らせしますので、ぜひ観てみてくださいませだよ。


その台本を受け取りに事務所に立ち寄ったとき、デスクのイトーさんから「生わかめ、おすそわけするから持ってってー」と言われたのでありがたく頂戴する。
もはや"おすそわけ"の概念がゆがむくらいに大量にもらった。
背負ったリュックの重みに動揺する。
行商人だ、コレ。


んじゃいただいた生わかめを早速いただきましょうか、というわけで、酒房を開くの巻。

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[ほんじつのお品書き]
□明太ポテトサラダ
□しょうゆラスク
□かつおの刺身 わかめ添え
□ごぼうの柳川風卵とじ
□おもちのカルボナーラ
□とろろ納豆めかぶ
□わかめ鍋

わかめがとにかくでかくて、めかぶ部分のフォルムが東京にあらわれた巨神兵のようでうろたえる。すげえな、こんなことになってんだ。
ざくざく切ってさっと湯がいて、かつおの刺身といっしょに。
たっぷりの大葉としょうがとごま、醤油・お酢・ごま油をかけていただく。
わかめ、うめえ!!
コリコリした部分の歯ごたえがたまらぬ。
追っかけわかめでおかわりするくらい。

柳川風卵とじは、ささがきのごぼうを出汁醤油でさっと炒めて卵でとじて。黒七味が合う合う。アウアウアー。

おもちのカルボナーラは鉄板。おもちは冷凍する前に切っておかないとだな、というのは今日の教訓。

こまかく刻んだめかぶをとろろ・納豆・梅肉と和えて白だしで味つけ。
めかぶ、うめえ!!

「わかめを鍋にしたらどうだろう」と思い、鶏だんご・お豆腐といっしょに鍋にしてみた。ポン酢でいただく。
土鍋も黒いのでなんだかわかりにくいけど、どっさりわかめが入ってます。
......これ、うまい。
......なんだ、これ。
超うっめえええええ!!!!
歯ごたえ、香り、味わい。
はじめて調理した生わかめではあったけれど、コレたまらねえっす。
生姜とネギとごまを効かせた鶏だんごとも相性よろしい。


今日はじめて酒房に来る人が5人と、なかなかフレッシュな顔ぶれ。しかも今日会うのがまだ2度目・3度目という人ばかり。
酒房に来ると、一気に距離が縮まるね。
ゲスな話で盛り上がったり、わりと熱めの話をしたり。

30代も半ばをすぎて思うのは「なんかわかんねえけど、とりあえずやってみようぜ」とフットワークを軽くしていくことがいかに大事か、ということで語らう。
だよな。
頭であれこれ考えるのも必要なことではあるけど、考えすぎて動けなくなるよりもとにかく見切り発車気味でも動いてみる方がいいよね、と思うんす。


今宵も楽しい宴でありました。
ま、楽しくなかった回など一度もないのだけどね。

\わーかめ好き好きピチピチー!/
\おまえはどこのわかめじゃ!/



 

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