いただき酒房


先週末に撮影に行っていた、とある映像のお仕事。
土曜日に撮りきらなかった分を日曜日に、という話だったのだけど、幸いお天気もよく、昨日の土曜日のうちに全部取り終わって、めでたくオールアップ。
というわけで本日は丸々オフに。

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先日「うちの実家で大量に梅の実がなったんですけど、よかったらいりませんか?」と、所属事務所の黒澤さんから頂戴しまして。
しかもいまフランスに留学している友だちが、日本を離れるまえにいろいろ家財道具を処分するというとき「よかったら酒房で使って」とくれた、4リットルのガラス瓶があったので、こりゃ今年はひとつ梅酒を漬けてみるか、ということに。

梅の実をザッと洗ってヘタを取り、水気をふいて、氷砂糖と交互に保存用の瓶のなかに敷き詰めて、ホワイトリカーを注ぎ入れて蓋したら仕込み完了、という流れは聞いた。
ちょうど季節柄スーパーに梅がたくさん並んでいて、「水気をふいたあとに一度冷凍させるとよい」というひとくちメモを見たので、冷凍庫にしばらく入れてみた。どう違うんでしょね。繊維が切れて柔らかくなるのかな。
果実酒用のホワイトリカーというのも売っていたけど、キンミヤ焼酎で仕込んでみることに。美味しくないわけないでしょ、きっと。

で、おそるおそる氷砂糖と交互に入れてはみたものの、重しになる氷砂糖の分量が少なすぎたのか、焼酎を注いだらプカプカ浮いてきてしまった。ま、ときどき瓶を上下にふればいいとのことなので、いっか。

楽しみですなぁ。
いつごろできるのかなぁ。


せっかくヒマになっちゃったから、と思って酒房山にょを気まぐれで開催。
急なお誘いに応えてくれた数人で、こぢんまりとした宴。

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[ほんじつのお品書き]
□横浜柿ピー(おみやげ)
□鮭の揚げ浸し(おみやげ)
□夏野菜のろばさん煮
□自家製カツオディップ&パン(おみやげ)
□味つけ玉子
□キムチチゲ
□ちりめんじゃこと生姜のまぜごはん

横浜柿ピー、先日友だちがおみやげで持ってきてくれたもの。柿の種部分が色濃くて味わい深い。ウマス。

先日自家製パンチェッタとおすそわけしてくれたクッキング友だちのねえねが、またおみやげをいろいろ持ってきてくれた。
鮭の揚げ浸しは、軽く揚げた鮭の切り身に、みじん切りにしたネギとセロリと輪切りの青唐辛子の薬味をゴッサリ盛って、うまみダレにひたしたものを。
この薬味がピリ辛でなんとも美味くて、これだけで酒がイケるしごはんといっしょに食べたいお味なので、ごはんを炊く。

もうひとつ、カツオのオイル漬けをもってきてくれた。自家製シーチキンですな。すげえな、こんなの自分でできるんかい。
美味しいパンを持ってきてくれた友だちもいたので、新タマネギのみじん切りとマスタードとマヨネーズで和えて、パンに乗せていただきました。
うめえ!
う、うめえ!
なんとも贅沢なひと皿ができました。

夏野菜のろばさん煮、今日はトマトとミョウガと、茄子とズッキーニで。あっさり夏の味。

生卵の賞味期限が近づいてきたので、ゆで卵を作ってめんつゆベースの漬けダレにつけ込んでおいたかんたん味たまご。ほどよい漬かり具合。

昨日くらいから、ほんのり喉の奥に風邪のひきはじめみたいな違和感が。今週はまたちょっと忙しく、悪化させるわけにはいかないので早めの対策を。
というわけでキムチチゲと、生姜としらすのまぜごはんを。
針生姜をごはんといっしょに炊き込み、蒸らしてるときにちりめんじゃこを混ぜて、仕上げに大葉の千切りと白ごまを混ぜて。
まぁ、美味いわけよ。
喉の奥の違和感、あっさりどこかに行きました。
そして少し残しておいた鮭の揚げ浸しと、案の定あうあう。あうあうあー。


いろいろ美味しいものに対する感度の高い人たちが集まった今宵の酒房。
「ピクルス漬けるとあっというまに酢がなくなるよね」とか「生の胡椒というのがめっぽう美味い」とか、調味料の話など。楽しいですよね。調味料のはなし。

そして今度引っ越しをすることになり、「よかったら酒房で使わない?」と友だちが大皿を寄贈してくれたので、夏野菜の蒸し煮やキムチチゲを盛って出す。
すこぶるいいね。
大事に活用させていただきやす。

梅だの瓶だの皿だのツナだの、いろいろな頂き物でどんどん楽しくなってくる酒房山にょなのであります。
みんな遊びにおいでませ。

 

ガラパコスパコス 〜進化してんのかしてないのか〜


夜、はえぎわを観に自転車で三鷹へ。

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観劇まえの腹ごしらえに、駅前の「中華そば みたか」へ。
昔ながらのたたずまいの、コの字のカウンターの中華そば屋。
瓶ビールと焼豚、もしくはメンマを頼んで一杯呑んでからラーメンに行くお客さんがけっこう多い。
自分もいつもはその頼み方なのですけど、お芝居観てるときにトイレに行きたくなると厄介なのでここはガマン。

今日は「五目そば」を頼んでみた。
焼豚、刻みネギ、メンマ、もやし、ゆで卵。
ここまではわりとありがちな具ですが、そのほかにピーマン、ハム。そしてナルト。
見た目の楽しさに心おどる。
味はちょっと甘めのあっさり醤油味。
優しいお味。

そして丁寧な接客の、ウットリした瞳のモッチリ店主の人柄で、美味しさ2割増してると思うのですね。
ああ、おいし。


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前置きが長くなったけど、はえぎわ『ガラパコスパコス 〜進化してんのかしてないのか〜』@三鷹芸術文化会館 星のホール。

「全ての人間に共通つるのは、生まれることと死ぬこと。この二つだけ」
「老い」と「進化」について触れた作品です。初演時から二年半経ち、私も出演者も「老い」との距離感がまた変わってきた。個人的には、5kg太った。足の裏が痛い(おそらく塩分過多)。祖父がまた一人他界した。当たり前だけど変わり続ける。進んで化けて、進化してんのかしてないのか。この作品は、初演、広島版と、二度の公演を経てきたが、進化に耐えうる作品だと思う。今回目標が一つある。「進化」と「老い」を実感したい。今の自分たちから、改めて、ちょっと先のことについて考えてみる。一人でも多くの方に触れていただきたい。そう思える、数少ない作品の一つです。
(ノゾエ征爾)

2010年の初演、2012年の広島でのリメイク再演を経て、今回の再再演。
黒板の素材でできた壁面や床面に、チョークでいろいろ書き込んでいくことで世界を表現していく、というスタイルを確立した作品、だそうな。

老いとは?
進化とは?

ストレートに表現すると痛くてツライような生々しいことばやエピソードも、独特のコーティングをすることでスッとのみこめて、ジワジワ効いてくる。
カラフルな登場人物たちの動きや声、音楽、ダンス。
そして空間いっぱいに広がっていくチョークの絵や文字など。


作品としての強度、のようなものをビンビン感じる。
すばらしい作品でありました。
まぎれもない、傑作。
人間讃歌だよ。


終演後、ロビーで会った友だちなんかと、焼き鳥でもかじりながら感想を話したかったのですが、翌朝が早かったので泣く泣く帰宅。

こんどあらためて、酒房山にょで語ろうの会、やりますぞ。

 

弁当記 #094


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2013.06.13

□隠しのり&にゃんこめし
□ゴーヤチャンプルー
□ズッキーニとトマトの蒸し煮
□塩らっきょ
□ゆで卵

ゆうべの酒房の残りもので。

1月の末以来、半年ぶりくらいの弁当記。
またときどき気まぐれで作ろうー。

 

キタアカリとおマセさん


何度か酒房山にょへのお誘いをしているけれど、なかなかタイミングが合わずのお友だちから「12日か13日はどう?」と逆指名をいただきまして。
よっしゃ、やりましょうぞ。
というわけで、水曜日の酒房山にょ。

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[ほんじつのお品書き]
□ペッパーラスク
□タイ風春雨サラダ
□餃子2種(おみやげ)
□キタアカリとズッキーニのグリル
□鰹刺身とおかひじきのサラダ
□ズッキーニとトマトのアンチョビ蒸し
□ゴーヤチャンプルー

いろいろおみやげを持ってきてくれたなかから、葉山の農園でできたキタアカリがたいそう美味しそうだったので、さっそくお料理に。
無水鍋で蒸して、ズッキーニといっしょにオリーブオイルで焼いて。先日友だちからもらったエジプトの塩でいただく。
ギュッと味が詰まっててたいそう美味しいキタアカリ。
エジプトの塩もあっという間になくなっちまったな。

おかひじき、オニオンスライスのうえに鰹刺身をのっけて、おろし生姜とお酢と醤油とごま油をガッとかけて。
近ごろおかひじきにハマっているのです。

ゴーヤの美味しい季節になりましたな。毎年この時期、鰹とゴーヤばっかり食べてる気がするよ。


このあいだ録画した「SWEET LOVE SHOWER 2013」のライブ映像を、みんなが揃うまでなんとなくBGMがわりに流す。
あのライブ、楽しかったなぁ。
友だちの姪っ子(4歳)が、最近すっかりレキシにハマっているのだとか。
池ちゃんのあの感じは子どもに好かれそうだね、と思ったけれど、どうもその姪っ子は初恋の人が星野源くんなんだとか。
この、おマセさん!


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