弁当記 #106

2015.08.07

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□みょうがごはん
□ナスとオクラのチキンカレー
□塩らっきょ
□ゆでたまご

みょうがをみじん切りにしてサッと水にさらし、しぼって水気を切ったら白ごま・かつおぶしといっしょにごはんと混ぜるみょうがごはん。
夏の香りとシャキシャキの食感で、食欲がないときでもグイグイいけます。
夏野菜のカレーにも合うよ。


今回の芝居、劇中で食事をする場面があるのですが。
何を食べるかまだ決まっていないとき、稽古場の近くのカレー屋さんでテイクアウトのカレーを買って食べていたらそれがそのまま採用となり、カレーを食べる演出になりまして。
というわけで、今日の稽古は自作のカレーを持っていって芝居中に食べた。
たくさん作ったので、明日の通し稽古で他の人の分も持っていくことに。

ごはん部部長の保坂ちゃんと、本番中の"消えもの"をどうしようかという話になり、カレーはレトルトでいいか?ということになったのですが、「カレーはひとまずおれ作ろうか」と引き受けることにしました。

仕込みの手間を考えると、なかなか大変かなとも思うのですが。
「ごはん部」名乗って、食べてるものがレトルトってのも味気ないっしょ。
ごはんに対する執着の強さで誘われた、みたいなところもあるしな。

せっかくなのでお客さんにもご賞味いただきたいところなのですが、残念ながらそれはできないので、せめて香りだけでも。
もしくはARENA下北沢に行けば、山にょも作ってるカレーが食べられます。
駅前劇場から徒歩5分、ごはん部観劇のついでにぜひお立ち寄りください。(←日記仕立てのお店の宣伝)


あ、チケットの売れ行きがおかげさまで好調で、日曜昼の公演が完売、キャンセル待ちになってしまいました。
他の日程もまもなくなくなりそうな気配なので、チケットをお持ちでない方は今すぐに!
急いで!!


 

GCGM vol.05

なじみのお店、西荻スイッチの楽しい宴「Good Curry, Good Music」が、今年もいよいよやってまいりました。


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美味しいもの好きの常連さんたちが集まって、それぞれの自慢のカレーをふるまうこの集いも、今回でもう5回目。

2012.02.19 vol.1では「プレーンタモリ」。
2012.07.08 vol.2では「砂肝とひよこ豆のカレー」。
2013.07.28 vol.3では「チャナダル」。
2014.06.15 vol.4では「ざく切りトマトとラムのカレー」。

今回は何カレーで参戦しようかな、としばらく考えてたのですが、ARENA肉フェスでおなじみのヤスオさんから、スーパーではなかなか手に入らない豚タンブロックを購入して、昨日のうちに仕込んで朝に仕上げて臨みます。
今回も素敵なフライヤーが出来て、気分は高まります。
あれ、Tシャツにしてほしい。


それでは、恒例のカレーのレポートを。

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1.おしみ&ぐっさん作、グリーンカレー。
フォーが入った、GCGMはじめての麺タイプ。
直前に「フォーだよ、スプーンだと食べにくいよね」「おはしがないよ!」とあわててコンビニに買いに走ったのもご愛嬌。
味わい深い本格タイカレー。鶏肉がやわらかジューシー。
フォーを食べたあとにはもちろんライスをドボンして、二度おいしい。

2.市川さん作、ビーフインドカレー。
牛すね肉がとっても柔らかい、コクがあってまろやかなカレー。
ケンタロウさんのレシピで、くるみやカシューナッツが秘訣とのこと。じわじわ美味い、ずっと食べてられる飽きない味。

3.相澤さん作、チキンカレー
毎回ブレずにど真ん中を攻める、横綱の貫禄たっぷりチキンカレー。
「美味さの波が3回来る」との名言がとびだす。たしかに。
食べ終わって感想を話してるときに4回目、写真見ながら思いだしてる今、5回目が来ました。

4.ぐんぐん作、3種の豆カレー
優しい味わいの濃厚豆カレー。それでいてしっかりスパイシー、流石のスパイス王子。
ダルですね。ダル大好き。
相澤チキンと合わせて食べたい。

5.山にょ作、スパイシータンカレー。
豚タンブロックの先のほうは厚めに切ってトロトロ煮込み、根元のほうは薄切りにしてソテーしてコリコリ、2種の食感を楽しむカレーにしてみたよ。
これまではわりとみんなが楽しめる感じの辛さにしてみたけれど、今回はちょっと攻めて、にんにくと生姜を効かせたパンチのある味わい&辛さにしてみました。


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6.キンキン作、サグパニール。
ほうれん草とチキンのカレー、自家製パニール(インド風カッテージチーズ)が大変美味。
牛乳と生クリームとお酢で作ったというパニールには、蜂蜜とブラックペッパーをかけていいデザートに。ナイスパニール!

7.今関さん作、ナッツカレー。
これまでカレーは出品するけど宴には来れなかった今関さんが、満を持してのフル参戦。
いろんなナッツをペースト状にして煮込んだカレー。
最初の口当たりはフワッと甘く、後から辛さが追っかけてくる。キュッとしぼったレモンがいい感じのアクセントに。

8.宇佐美さん作、チングリマライ(エビカレー)とチャナマサラ
「ち、チングリマライ?」と何度か聞き直した、呪文のような名前のエビのココナッツカレーと、ひよこ豆のカレーの2種。
思いのほか食べ手が集まり、エビの数が足りなくなったため、レディファーストということになったのですが「記録用にお願いします!」とダダこねてもらっちゃいました。てへ。
エビがプリップリ、チャナマサラとの相性もバッチリ。いずれも本格派ですな!

9.福ちゃん作、麻婆カレー?
いちばんの変わり種が大トリに。
事前にカレーの名前を聞くと「『麻婆カレー?』と、?マークもつけてください」とのことでした。
見た目は完全に麻婆豆腐だけど、味わいはしっかりカレー。クミンが効いてます。白めしにのっけて丼でワシャワシャ喰いたい。


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その他、サイドメニュー。
10.さいとうさん作、玉ねぎのアチャール。
ピリッと辛くてスパイス香る、インドのお漬け物的な玉ねぎのアチャール。
どのカレーとも合いますね。これ作ってみよう。

11.山にょ作、ひよこ豆のサラダ。
カレーの名店「エチオピア」のレシピを真似たサラダは、ひと晩水で戻した2種のひよこ豆を、ツナ・レモン汁・塩コショウとカイエンペッパーで味つけした簡単メニュー。青ねぎを散らすの忘れた。
箸休めにちょうどよい。

写真は撮りそびれたけれど、ゆりちゃんお手製のほんのり甘い、ひとくちサイズのプチパンもとってもかわいらしくて美味。キンキンのパニールと一緒に食べたい。


やあ、今回もまたバリエーションに富んで大変美味しゅうございました。
回を重ねるたびにどんどん進化/深化してますね。
いや、ホントいい宴ですよ。
次は夏かな。楽しみだな。


みんなのカレーのことを夜に思いだしていたら「カレーがイヤな記憶を吹き飛ばすという実験結果 ストレス解消、うつ病へ」というニュースがTwitterに流れてきて、タイムリーさに笑った。

カレーLOVEなわけだよ!

 
 

[カレー巡礼]トマト@荻窪


西荻窪のなじみの酒場「スイッチ」で、半年に一度くらいのペースで開催している「GOOD CURRY, GOOD MUSIC」。
常連さんたちが手づくりのカレーを持ち寄ってみんなでワイワイ食べるという宴。
過去のレポート記事はコチラ。

そしていよいよVol.05の日取りも2月に決まり、カレー賢者のエントリーがはじまったところですが、呑みながら店長とカレーの話をしていたとき。

荻窪にある欧風カレーの名店「トマト」が店長は昔からずっとお気に入りということで。
「山にょ、まだ行ったことないの?」「早く行きなさいよ!明日行きなさいよ!」と強くプッシュされまして。
カレーの名店特集などにもちょくちょく取り上げられているので、気になってはいたのですけど、なかなか行くきっかけがなく。
ちょうど時間もあったので「んじゃ明日ランチタイムに行ってみます」ということになり、いろいろ聞いた話からあれこれ想像をふくらませつつ、ワクワクしつつ自転車とばして向かいました。


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お昼どき、かわいらしい看板のお店の前には4人くらい並んでいました。しばらく待っているとカウンターの席に通される。
メニューをひとしきり眺めて少し迷ったけど、まずは昨晩イチ押しされた「ビーフタンカレー」を辛口で。
カウンターの上には、それぞれの効能が書いてあるいろいろなスパイスのボトルが並んでいて、熟読しながら待っていると、やって来ました。

ビーフタンカレー、¥2,500。

カレーにしてはかなり贅沢な価格設定にひるんだのですけれど、ひと口食べたら納得。

こりゃ......うめえ。

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濃厚な旨味が詰まった褐色のルーに、鼻へ抜ける香り高いスパイス。
トロットロにほぐれる分厚い牛タンのジューシーさ加減。
丁寧に炊き上げたごはんには、溶けるチーズと干しぶどうがあしらわれて。
そして付け合わせの福神漬けと、玉ねぎのオイル醤油漬けみたいなのがなんともよいアクセントになっていて、口のなかをシャッキリさせてまたカレーがすすむのです。
おなかいっぱいになったあと、ランチタイムは苺と生クリームがあしらわれた抹茶アイスがサービスでついてくるという心配り。

贅沢なカレーだよ......。
お皿をペロペロしたいくらい、最後のひと匙まで夢中になって食べたよ......。

今思いだしながらこの日記書いてても、また食べたくて仕方なくなっているのです。
今度は他のビーフジャワカレー、チキンカレーも食べてみなくちゃ。
トッピングの野菜やチーズも大変気になります。


先日、箱庭円舞曲の古川さんが、ブログで「2014年に食べたラーメン一覧」を書いていて、大変興味深かったので自分もマネしてiPhoneのメモに、食べたラーメンとカレーのお店の記録をすることにしました。
そして感動したお店は、さめやらぬうちに感想をまとめてみようかと。

しっかし美味かったな、トマト。
なるほど、東京屈指の欧風カレーと言われるだけあるよ。


ああ、ボンヤリした頭がスパイスでスコンと開いた。
GCGMに向けてテンションあがってきた!!
ARENAのカレーの仕込みも、また新鮮なきもちで楽しくなってきた!!


うまいカレーを作るんだよ。

 

気まぐれバターチキン

火曜日、いつものBUDOKAN。

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[今夜のおつまみ]
トマトとツナのマカロニサラダ。
ムシムシするので、目にもさわやかなおつまみを。

ゆで上がったマカロニに、ざく切りのトマト・ツナ缶(オイルごと)・みじん切りのピーマン・オリーブオイル・レモン汁と混ぜ、バジルをふって塩コショウで味を整えたらできあがり。
生バジルだとまた美味しいですね。

冷製パスタ感覚で、たいへん評判よかったです。


BUDOKANの営業時間は、基本的に20時〜25時くらい。
夜は長いので、いつもだいたい出勤前に腹ごしらえをして入ります。
今日はARENA下北沢で、気まぐれメニューのバターチキンカレーがあるというので食べてから行く。

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最近ARENAのスタッフとしていっしょに働くようになった、カレーまんが作る特製カレー。
もともと「下北沢カレーフェスティバル」というイベントで誕生したキャラクター「カレーまん」。
毎週火曜日は金色の全身タイツに赤い王冠という、おなじみの格好で働いているのですね。

まず、盛りつけがとっても上手。見た目からまずおいしそう。これ大事ね。
濃厚なバターのコクとうまみに、香るスパイス。
フレッシュトマトのさわやかな酸味と、薄く切ってソテーした茄子のうまみがいいアクセントに。
ちょっと硬めに炊き上げたごはんも絶妙で、これウメエ!
超ウメエ!
これは酒のアテにもちょうどよいね。
しかもプラス¥200で、レモンの皮と果汁を使ったシャーベット「レモングラニータ」がついてくるという。おい、オシャレか。
やりよるな、さすがカレーまん。ちょっと今度レシピ教えて。

下北沢はホントにカレー屋さんがたくさんある激戦区なのですけど、スパイシーなチキンカレーと和風キーマカレーのレギュラーメニューに加え、こういう気まぐれカレーもなかなか好評のARENA下北沢はなかなかレベル高いと思うのですよ。
一度食べにいらしていただきたい。


しかしここのところカレーの話が多いな。
まあいいよね。
もうすぐ夏だし。